WILLCOMがMIDとして発表したWILLCOM D4とは全く異なるカテゴリーの新デバイスを発売する。
開発したのは東芝だという事だが、カテゴリーそのものが新しい。
その名も“WILLCOM NS”といい、D4と同じMIDながら今度はシステム手帳の中に入れて使う事を想定したデバイスである。
搭載しているOSはWindows CE5.0で、それだけを見るとD4の時のようなインパクトはない。
ただ、それでもその11mmという薄さはインパクトがある。
impress PC Watch
東芝、手帳に挟まるMIDをウィルコムから発売
「既存の文房具のアナログ的良さを組み合わせるように、システム手帳にセットして使っていただくことを想定した」との事だが、たしかにどんなに電子化が進んでもアナログの方が使い勝手がよいというものがある。
PDAが出ても定着しなかったのは、偏にアナログの使い勝手に到達しなかった為ではないかと私は思う。そういう意味では、今回のWILLCOM NSは手帳のサポートデバイスとしての性格が強い。
ただ、私が使うならもっとパワフルなマシンの方がいいかなと思う。
使い方次第だとは思うが、こういうデバイスがあるとどうしてもそこにいろんな機能を詰め込みたくなるのが私だ。
そして、これだけの機能のものならば、私はやっぱりVAIO type Pの方が使い勝手が良いように思う。おそらくそれはキーボードというものに慣れ親しみ、テキストを書くという事から打つという事にシフトしてしまっているからだ。
だから人によってはシステム手帳+WILLCOM NSの方が向いているといえる。
販売戦略としては正しいのではないかと思える。
果たしてWILLCOM NSは一体どれだけ売れるのか?
私はそっちに興味津々である。
2009/04/15 • 2 comments
先日私が買ったポメラもそうですが、単機能のデバイスは用途をユーザーが考えて工夫するところがメリットでありデメリットでもあると思います。
人によるので断言は出来ませんが、多機能な製品は用途が多い反面それ以外に使われる事は無いんじゃないかと(考えなくても十分使えるから)。
対して単機能製品や用途に合わせて機能を絞った製品はユーザーが工夫しなければ活躍の場も限られると思います。逆に言えば工夫次第で化ける可能性があると言う事に。
前提としてツールを使いこなせる人、創意工夫出来る人になりますがw
このツールもスケジュール管理にザウルス等のPDAを使っていた人にはビシネスツールとしてウケそうな気がします。
…ぶっちゃけ小さくて多機能ならもっと良いんでしょうけど、高かったら買わないだろうから難しいですね。
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使い方を問われる製品は、使う人の使い方次第でそれが有効かどうかが決まるため、コンセプトがハッキリしているものであればあるほど、その判断がつきやすいと言えます。
ただ、そこにアナログの使い勝手と比較して使いやすいかどうかが大きな障害となるわけで、PDAはそこで存在を確立できなかったのではないかと思います。
なので、私からすると必要ないデバイスという事かもしれません。
まぁ、何でもできるハズのWILLCOM D4も必要ないデバイスでしたが(爆)
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