5月11日の毎日新聞の記事に“伸び縮みするディスプレイ”という見出しの記事が掲載された。
毎日新聞
有機EL:伸び縮みするディスプレイ
タイトルにもあるとおり、これは有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)を使ったゴムのように伸び縮みするディスプレイで、東京大学や大日本印刷などが共同開発したもの。
現在は1画素が5mm角あるため、一見するとディスプレイには見えないかもしれないが、画素の小型化、カラー化の研究を進み、実現すればモニターのようなディスプレイに見えてくるハズだ。
もともと有機ELパネルとは、電圧をかけると発光する有機化合物で、消費電力が少なく、液晶やプラズマより薄くする事ができる。しかも発行体そのものに色がついているため、高画素化した有機ELディスプレイは非常に高コントラストで、鮮明な画質が得られる特徴がある。
唯一の弱点は、発行体に含まれる色素の耐久力にあり、現在もその耐久力向上の研究が続けられている。
しかし…伸び縮みして曲げられる高画素ディスプレイが現実になると…ますます光学迷彩が現実味を帯びてくるんじゃないかと思う。
ドーム型ディスプレイも液晶パネルが登場した直後くらいには不可能と思われていたわけだが、今ではそれも現実化しているわけで、いやはや、技術の進歩とは凄いものだ。
まぁ、その前に低価格な高画素有機ELモニターを発売して欲しいなぁw
2009/05/13 • no comments