昨日の精神障害がウソのように、今日の私は超安定だった。
やはり特定条件で発動するのだろうが、あの耐えがたい衝動が起きるかもしれない…という恐怖は、私から電車という乗り物を遠ざけようとするだろう。
電車に乗れない事は日常生活には影響はないが…特定の日には利用しない訳にもいかないし、はてさて困ったものである。
話は変わるが、最近HDDの価格が暴騰している。
タイの洪水がもちろん原因なのだが、いつ頃からこの異常暴騰が解消されるか? については、諸説ある。
年内いっぱいで収束する、という話もあれば来年3月まではこの状態が続く、という話もあるし、来年5月頃まで引っ張るだろう…というのもある。
おそらく、どれも的を射た話ではないだろう。要するに誰にも分からないのである。
今は沈静化するのをただひたすら待つしか無い…と思うが、私も来年には新PCをリプレースしたいワケで、その時にまで引っ張られるとイヤだなぁ、とは思っている。
ま、私の場合は今すぐな話でもないので、少しずつ次の新PCの構成案を考えていきたい。
で、一番最初に考えているのが、HDDの高速化である。
というのも、今のPCの前は、HDDの高速化を目的としてRAID 0(ストライピング)で構成したのだが、万が一のデータ復旧が難しいという理由で今のPCはRAID 0にはしなかった。ところが今使っているPCでやはり問題となったのがHDDの速度であり、何か別の方法で高速化する事ができないか? とずっと考えていた。
そんな時、Intel Z68チップセットが登場する際に“Intel Smart Response Technology”なるものがある事を知った。
これは、大容量のHDDとSSDを組み合わせて、SSDをキャッシュとして使用して高速化するという技術。実際、HDDとは比べものにならないくらい高速化するようで、個人的に気になっていた技術である。
SSDだけを使えればもっと高速なのだろうが、SSDはHDDに比べると大容量とは言えないのがネック。そこで主要なデータのみをキャッシュしてしまい、高速化しようというのがこの技術の特徴なのである。
実はこの“Intel Smart Response Technology”より前に、ちょっと気になったアイテムがある。
それがOCZ Technologyの“RevoDrive Hybrid”という製品で、PCI-Expressに搭載する120GBのSSDと1TBのHDDを組み合わせたストレージである。
とにかく大容量かつ高速なドライブで、もちろんSSD単体には負けるものの、HDDからは想像できないアクセス速度がウリな製品だ。
この製品の唯一の弱点は、価格的に高いという事。確かに高速かつ大容量だが、お手軽でない所が問題だった。
ところがIntel Z68チップセットでは、同じような仕組みをそれぞれ単体のストレージを組み合わせて実現可能となったのである。これは使わない手はないだろう。
というわけで、Intelのチップセットでは今後“Intel Smart Response Technology”を搭載していくだろうから、私の次のプラットフォームもとりあえずはIntelになるだろうと予測している。
AMDは嫌いじゃないが、システム全体の速度を向上させる意味でも、今はIntelにしない理由が見つからないのである。
たしかにこれからのOSであるWindows8は、今よりもマルチスレッド環境に対応するらしいため、AMDの最新技術であるBulldozerアーキテクチャはこれから先に希望があるかもしれないが、それはまだ予測の範囲でしかない話であり、今の段階ではIntel優勢は揺るがないだろう。
というワケで、とりあえず現時点での新PCは、IntelのIvy Bridgeを中核としたシステムでSSDとHDDを組み合わせていこうと思っている。
ところで…この“Intel Smart Response Technology”だが、起動ドライブ以外のドライブもSSD&HDDの構成にする事はできるのだろうか?
使った事がある人…ぜひ教えて欲しいところである。