iPadをIIJmioによって3G通信させる事は無事終了した。
これで電波の強弱はあるものの、かなり広い範囲で128kbpsでの接続が可能になり、メールやSNSの更新・確認は問題なく出来る様になった。
それはそれで良いのだが、問題Webブラウジング。
簡単なサイトを見る分には問題はない。だが、ちょっと複雑なサイトを見ようとすると、やはり128kbpsでは心許ない速度であり、さらにSSL対応サイトともなると、結構速度的には鈍る。
これを解消するためには、IIJmioの追加クーポンを525円で購入し、3G回線そのものを多少なり高速化する、という手もあるのだが、これは総通信データ量100MBという制限がある。
iPhone使用時は、計算上一ヶ月に100MBの通信をしていないと言い切れる為、当初はIIJmioの基本料金+100MB525円で、1,470円程度の月額利用料で問題ない、と考えていたのだが、ここにきてちょっと問題かもしれないと考え直さざるを得ない事が判明した。
問題となっているのは、iPadはスマートフォンという位置づけではないため、ブラウザは、フルブラウザだという事。つまり、普通にインターネットで見られるサイトがそのまんま表示されるワケで、結構サイトによっては通信量が多くなってしまう。
それでいくと、場合によっては100MBなどあっという間かもしれない。
そこでいろいろ考えてみた。
概ね128kbpsでも問題はないとと思っているのだが、利用状況ではもっと快適に利用したいニーズがある場合、追加クーポンで速度を得るよりは、公衆無線LANを使う方が利口なのではないだろうか?
公衆無線LANとは、読んで字の如し。
点在する無線LANスポット(エリア)に入っていれば、無線LANによる通信が可能になり、その速度も54Mbpsと高速で通信が可能になる。
これならば、東京などに出かけたとき、その無線LANスポットにさえ入っていれば速度的には困らないはずだ。
で、どんな公衆無線LANサービスがあるのかを調べて見たら、2011年2月の記事だがまとめた所があった。
@IT 正しい公衆無線LANサービスの使い方
http://j.mp/MVthse
このリストから考えると、私の場合はNTT東日本のフレッツスポット、HOTSPOT、Wi2 300、Yahoo!無線LANスポット、FREESPOTが、候補に挙がる。
ワイヤレスゲートも候補にできるのだが、ワイヤレスゲートはプランによって乗り入れているサービスが異なるため、Wi2 300の方がどちらかというと私の場合は使い勝手がよい感じである。
また、特にNTT東日本のフレッツスポットとYahoo!無線LANスポットは、それぞれ別のサービスを受けているため、割引料金で利用する事ができる。
いろいろな側面でサービスの善し悪しを比較すると、個人的にはWi2 300がベストかな? という感じだ。何より、使える場所が多いのがポイント。
月額380円が高いか安いか、という問題に関しては、フレッツスポットやYahoo!無線LANスポットの210円(他サービスを利用中であるため)から比べれば170円高いが、その差額を許容できるならWi2 300がもっともベストと言える。
ただ、ここでもいろいろ考え方がある。
問題はWi2 300もYahoo!無線LANスポットも、結局はBBモバイルポイントに乗り入れているという事。そしてそのBBモバイルポイントでは、全国のマクドナルドなどのファーストフード店、主要の駅構内、空港、カフェなど、結構幅広い地域をカバーしている。
であるなら、Wi2 300を選択するよりもYahoo!無線LANスポットを使った方が、価格は抑えられるのではないか? とも言えるのだ。
Wi2 300のサービスエリアから、BBモバイルポイントのエリアを差し引いた場合、どれだけのエリアが残るのか?
…具体的に調べようと思ったが、無理だった orz
なので結論は何ともいえないのだが、自分の利用状況から考えれば、Yahoo!無線LANスポットの方がお得ではあるかもしれない。
結局いろんな考え方がある中で、前述の5つのプランで選択肢として残すなら、やはりWi2 300とYahoo!無線LANスポットだろうか。
でもWi2 300とYahoo!無線LANスポットだと170円の差額で差がないならYahoo!無線LANの方がお得では…と前述した。
なのに選択肢にWi2 300を残しているのは何故なのか?
実はここにアクセスの仕方という付加価値がWi2 300にあるのである。
Yahoo!無線LANスポットは、基本的にブラウザにIDとパスワードを打ち込むという作業が発生する。これは専用ツールもないため、毎回アクセスする度に入力が必要になる。ブラウザに対する何かしらの自動入力ツールがあればそれでもいいのだが、毎回入力では結構面倒だったりする。
それに対し、Wi2 300は、Windows、MacOSX、Android、iOS、Windows Mobileと、実に様々なOSに対しての接続ツールを提供している。
このWi2 300の接続ツールがあれば、Yahoo!無線LANスポットにも含まれているBBモバイルポイントへの接続に関しても、この接続ツールが代行してくれるため、特に打ち込んだりする必要も無く接続できてしまう。これは便利だ。
…接続ツールのために170円払うのか? という事にもなるが、Wi2 300のみの特定エリアとこの接続ツールの為に170円、という差額を、どう判断するか? はまさしく個人の選択によるところだろう。
それともう一つ。
もしWi2 300などの接続エリアは不要、でもコンビニ程度では接続したい、という人がいるならば、実は月額利用料など払わなくても無線LANの利用はできる。
ローソンにはローソンWi-Fi、セブンイレブン(セブン&アイ)にはセブンスポットと、無料で利用出来るサービスがある。これらを使えば少なくともコンビニでの接続はできる。
なので、公衆無線LANといっても、有料サービスを使わなくてもある程度はどうにかなる。
利便性を何処まで採るのか?
予算はどこまで許すのか?
こうした複数の条件から、自分の最適解を選んでいく事が重要だろう。
ちなみに私は…多分Wi2 300とコンビニ系無線LANで快適性を採るだろうと思う。
525円の追加クーポンを買うよりは、多分その方がお買い得だろう。