本日、我が海外版iPadが本格使用できるアイテム“IIJmioのmicro SIMカード”が到着した。
これで少なくとも3G回線で128kbpsでの通信が可能で、Wi-Fiがなくても通信できる環境が整ったといえる。
届いた封書は先日アップした画像と全く同じもので、その中にdocomoのmicro SIMが入っていた。IIJmioのプリントが成されたものではなく、docomoのmicro SIMである。
これはIIJmio側がdocomo回線のMVNOサービスを利用しているからであり、コレに関しては同じサービスを利用しているb-mobileでも同じである。
今回初めて私のiPadの画像を掲載するが…まぁ外観はネットに転がっている画像と何も変わらない。
これを見て貰えればわかるが、まさしくdocomoのmicro SIMである。
早速設定…と進めてみたがちょっとトラブル発生。
このmicro SIMをiPad左上横のSIMカードスロットに入れ、APN設定をしてやれば3G通信を開始するのだが…最初、どうあっても認識しなかった。
ちゃんとiPadの設定「モバイル通信」の項目に、IIJmioが指定するユーザー名やパスワードを登録しているにもかかわらず、認識しないのである。
IIJmioのサイトにある設定の仕方などを見て、載っているやり方どおりに設定しても認識しない。さすがにコレは変だと思い、micro SIMカードの登録を切り替えなければならないのかと思い、その設定をサイトで確認してみるが「使用中」となっていて、やはり変な所は見つからないのである。
まさか…私の住んでいる地域ではMVNOサービスによるdocomo回線は繋がらないエリアなのか? とも思ったが、そもそもdocomoの通信網なら、今ではFOMA通信ができないエリアはほとんどない為、MVNOサービスといえども繋がらない事はないハズ…。
しかし目の前には“圏外”の文字が表示されたiPadがある…。
と、実に不可解な状況となった。
さすがにこれではどうにもならんワケで、しかたがないがマニュアルに記載のない事をやってみることにした。
そこで私が試したのがiPadの設定の“キャリア”という所を「自動」ONからOFFにして、キャリア検索するという事。
そうすると、NTT docomoとSoftBankが出てきた為、まずはNTT docomoを選択してみた。すると…今まで無反応だったキャリア部分にようやく「NTT docomo」が表示され、アンテナピクトが一気に4本立った。
その後、キャリアを再び「自動」に戻してみたが、変わりなくNTT docomoを表示し続けたため、これで恐らくキャリアの固定ができたのだろう。
で、念のために、インターネット共有(テザリング)の設定をやってみた。
新しいiPadはdocomoのXi契約ではテザリングができるが、IIJmioでテザリングができない。何故できないのか? という問題については、未だIIJmio自体もAppleに問い合わせている途中なのだそうだが、できくいものはできないようだ。
なので、自分で手で実際にやってみたが…登録内容が綺麗ヤッパリ消えてしまい、結局3G回線でのテザリングは現時点で不可能である。
ま、分かっていた事ではあるが…。
とりあえず、普通の通信は何とかこれで開通した。
テザリングに関してはApple側のiOSのアップデート後にできるようになっているか、今は待つしかない。
噂ではiOS6でもこのあたりの改善は行われていない…らしいが、とりあえずアップデート後に再度試してみようと思う。
あとは128kbpsでの通信が実際に自分で試してみてどう感じるか? という事である。
これについては後日実体験の話を書こうと思っている。