電子機器の設定を見直す。すると気付かなかった機能がいろいろと…。
ファームウェアアップ
OlympusのOM-D E-M1のファームウェアがver3.0から3.1へとアップデートされた。
アップデートされた内容は2つあり、一つはピクチャーモードに「水中」が加わった事、もう一つが「LVブースト2」が追加された事の2つである。
このウチ「LVブースト2」に関しては、今年2月に発売されたE-M5 MarkIIに既に実装されていた機能で、E-M1がそれに追いついた事になる。
もう一つのピクチャーモード「水中」に関しては、今回E-M1とE-M5 MarkIIの両方に追加となり、他の機種には搭載されていない新モードという事になる。
ピクチャーモード「水中」は、単体で使用する意味はあまりない(だろう)。これはその名の通り「水中撮影」に特化したピクチャーモードだからだ。水中に入れる為には「水中ハウジング」が必要になるため、それを持っている人にはとても有り難いアップデートと言える。
もう一つの「LVブースト2」は星の撮影など暗い被写体でもライブビュー画面で確認しやすくなる機能であるため、夜に撮影する人などには有り難い機能と言える。
私からすると「LVブースト2」の機能の方が「水中」よりも使い出があるかも知れない。
とりあえずファームアップしておく方が恩恵を受けられる為、いそいそとE-M1をアップデートする事にした。ついでに、先日新しいFlash Air対応のアップデートが行われたE-PM2のファームウェアもアップする事にした。
これでE-M1はver3.1、E-PM2はver1.4という事になる。
知らねーよw
こうしてアッブデートが行われる事で、今まで設定していた機能設定がクリアされる事もあるため、とりあえず設定の見直しをするのだが、そうする事で今まで気付かなかった機能などを見つける事がある。
先日の話に戻るのだが、実はE-PM2を導入した時に不思議な挙動に困惑した事があった。
それは、自分では何の機能も設定していないし、ボタンも押していないのに「ライブビューの画面が勝手に拡大になる」という事が起きた。
組み合わせとしてはE-PM2とLEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4 ASPH.との組み合わせの時である。
被写体にレンズを向けて構える際にスッと拡大されるため有り難い時もあるのだが、同時に突然起きるためにポイントがズレてしまって結局ただ驚くだけ、という事もあり、実に困っていたのである。
で、今回のアップデートに伴って、E-M1の設定を見直していたら「MFアシスト」という機能を見つけた。今までマニュアルフォーカスなんて見向きもしなかったのだが、Zeiss UltronやFlektogonを使うようになったため、今まで気付かなかったのである。
この「MFアシスト」という機能は、レンズのフォーカスリングを回すと特定の2つの機能が自動起動するという機能で、一つが「画面拡大」、もう一つが「ピーキング表示」といって輪郭線がハッキリ表示されるという機能である。
そう、つまり私が購入したE-PM2は初期設定で「MFアシスト」機能がONになっていて、私が被写体に向けていつの間にかフォーカスリングに触れていた、という事だったのである。
元々、LEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4 ASPH.のフォーカスリングは軽く回ってしまうという問題もあり、ちょっと触れただけでもフォーカスリングが動いてしまった事で今回のような事が起きたのである。
こんな機能、あるなんて知らねーしw(爆)
設定を隅々まで見るか、マニュアルを隅々まで見ないと気付かないような機能である事は間違いない。
使えるかどうかは別の話
この「MFアシスト」機能、非常に便利である反面、E-PM2のような問題もあり、必ずしも便利という事にはならない。
それに、これはまだ試していないが、マウントアダプターを使用するようなケース、例えば私ならZeiss UltronやFlektogonを使用するようなケースだと、そもそも電子接点がなかったりするので、そういう時にも使えない。
つまり、私の場合は使いたい時に使えないケースが多い為、使う人をかなり選びそうな機能と言える。
私はZeiss UltronやFlektogonを使用する際に、よりピントを明確に合わせる為に「拡大」機能は利用するのだが、その為にFn1ボタンを「拡大」機能に割り当てている。
もし、Zeiss UltronやFlektogonでも「MFアシスト」機能が使えるような、Fn1ボタンへの割当は不要になるのだが、多分そうはならないだろうから、私からすると「MFアシスト」は使わない(というか使えない)機能という事になる。
多機能すぎてよくわからん…
このように、後から気付く機能などいろいろあったりするわけだが、そもそも多機能過ぎてよく分からないという事も多々ある。
今回の設定見直しで、いろんな機能がある事はわかったのだが、それを具体的にどう設定すれば良いのかなども実際よくわかっていない。
使ってみて判断するしかないのだろうが、機能が沢山あって戸惑ってしまう。
使っているのがE-M1というフラッグシップだから…という事ではない。
これはE-PM2でも同じ事が言える。つまり、イマドキのデジカメはみんなこんな感じと言えるだろう。使っている人なら解ると思うが、この多機能を上手く活用してこそ、良い写真が生まれるわけである。
というわけで、マニュアルをたまには熟読するのも悪くない、という事を今回は学習した。
もっと使いこなす為のアクションを起こしていくとしよう。
ソレ、昔私もやりましたw
私はMFレンズを良く使うので、Fn1に拡大、RECボタンにピーキングを割り当ててます。
おかげでMFし易いことこの上ない。
(EVFの性能が良ければ最高なんだが…)
レンズのフォーカスリングを弄ったときは、触ったことが分かり易いようにピーキングだけ有効にしてます。
勝手に拡大されるのは見辛いのでやめました。
設定は結構弄ってるけど、それでも使ったこと無いものばかり。
設定見る度に思うんだけど、OLYMPUSのメニューは階層が深くて使いにくい気がする。
スーパーコンパネに無いメニュー操作がちと億劫ですわ。
まぁ、家にあったNikonF70に比べれば全然分かり易いけどw
(F70はNikon史上最悪の操作性を実現した機種なんだとか…)
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そうか、フォーカスリングにはピーキングを割り当てておけばいいのか。
とにかく突然画面切り替わってブレブレになるから困ってたんだが…。
よし私もピーキングを設定することにしよう。
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