結論から言えば、最終的には運である。
分析とはいったものの
ロト7という、1から37までの数字を7つ当てるくじがある。
似たようなのに6つの数字を当てるロト6なんてのもあるが、どちらにしても確率論に基づいたくじであり、これを分析したところで当たるか当たらないかは運でしかない、という結論に至るのは多分間違いない。
しかし、世の中こうしたくじを分析し、予想数字を有料配信しているサイトがある。
確かに直近の傾向を分析すると、当たりやすい気がしてくる事は間違いない。
よくでる数字とあまりでない数字。
この傾向を調べて行けば、当たりやすい数字というのがあるような気がしてくるから不思議。
でも、確率論で言えば1から37までの数字がそろぞれ出現する確率はどれも同じはずである。この根底を靴返す事は、世の中の法則を無視する事に他ならない。
それでも気になる
だが、人間というのはそれでも気になる生き物で、ひょっとしたら分析したら当たるかも知れないという希望的観測をしてしまう。
だから直近でよく出る数字や、今までの傾向から予想される数字を調べたりすると、当たるかも知れないと思い始めてしまう。
残念ながら、私もその一人であった。
確率論から言えば絶対に全ての数字が平等であるハズと理解しつつも、可能性の高そうな組合せを調べて見たりすると、確かに出やすそうな数字が見えてくる。で、Excel使っていろいろな条件を調べてみた。
楽天のロト7の購入ページなどでは、直近50回でよく出る数字というものを調べる事ができる。直近50回においてよく出た数字順に並べ替えたりできるので、それを参考にしたりして数字を絞り込めたりするのだが、その他にも奇数と偶数の割合であるとか、合計値がどういった傾向にあるとか、バラツキがどんな感じなのか、などをExcelの関数などを使ってデータ化したものが、このExcel表である。
こうしてデータ化してみると、確かに数字を絞り込めるから不思議。
だが、何度も言うがこんなデータ分析は過去の分析にしかならず、これから起きるであろうアタリ数字を的中させる事などあり得ない。
傾向と分析。
人はその言葉であたかも過去を調べ上げれば未来が見えるような幻想を抱くが、そんなのは妄想でしかない。傾向と分析で未来が見えるのは、人間の歴史くらいのものである。
こういうくじというものはロジックではなく最終的にはオカルトである。
ロジックではないから、調べたけどこの行為は暇つぶしでしかない…(-_-;)