カメラを止(と)めるな、じゃなく、止(や)めるな、という事で。
昨日の予算の話
昨日、予算の話をしたら、知人から「買う物がないとはコレ如何に? カメラはどうした?」と言われた。
むむむ…、たしかに。
OlympusのE-M1を購入してから、新しいカメラはPEN miniを追加したぐらいでカメラ本体やレンズは購入していない…というか、ここ数年機材更新をしていない。
であるなら、ソッチに新型を求めるというのは、確かに方向の一つかもしれない。
だが、個人的にマイクロフォーサーズに傾倒している私とすると、ここ最近はフルサイズセンサーのカメラばかりで、マイクロフォーサーズに購入できる新型が出てきていない現状は、非常にタイミングも状況も悪い。
しかもしばらく情報収集も怠っていた為、今業界がどういう状況なのかもよくわからない。
Sonyがα7R IVを発表したぐらいは知っているが、フルサイズはそもそも眼中にない。
今のマイクロフォーサーズはどうなっているのか?
まずはそこから情報を集める事にした。
終わったPEN-F
というわけで、いつもの情報収集先である「デジカメinfo」である。
パッと見てみると、ちょうど「オリンパスとパナソニックに関する噂のまとめ」という記事が載っている。何というグッドタイミング。
で、その記事を見てみると…何やら不穏な情報が…。
PEN-F:このシリーズは終わった。
…マジかよ orz
PENシリーズにEVFを搭載したレトロ感満載のあの名機は、一代限りの個体となったようである。無念。
PEN-Fが持つ方向性は結構好きだったんだけどなぁ。やはり価格が安くなかった事と需要と供給の問題で今後のオリンパス事業では継続は難しいという判断に至ったのだろうか。
とにかく、一つのシリーズが伸びる事なく終わってしまったのは残念である。
オリンパスとしては、今はE-M5 Mark3が旬になるようで、遂にE-M5にも位相差AFが可能なセンサーが搭載されるような感じである。
…E-M1との差がどんどんなくなるな(爆)
新しい画像処理エンジンも搭載されるようだし、おそらくこのまま行けば現行のE-M1 Mark2より上位のカメラになりそうである。
気になった噂としては、オリンパスの特許に「2層センサーが示されている」というものである。
コレ、次期E-M1 Mark3の布石か何かかな?
どちらにしても、あと1~2年後でないと、次期E-M1 Mark3は出てこないだろうから、どのみち今年の予算関係の話にはならない。
それとも…E-M5 Mark3に乗り換えるか?
フルサイズへの移行
実は、マイクロフォーサーズからフルサイズセンサーのカメラに移行する事を検討したコトもある。
というのは、現状どうしても進化が止まらないカメラというのは、その業界のスタンダードに位置する製品になってしまうからである。
マイクロフォーサーズは現時点で参入企業がソレナリにあるとはいえ、製品を明確に発売しているのは数える程しかない。ましてカメラ本体ともなれば、現状2社しかない。
それに対し、フルサイズセンサーのメーカーは、それぞれマウントが違うとは言え、そのラインナップやサードパーティの層はマイクロフォーサーズより厚い。これは間違いのない話である。
もちろん、その主流から外れてしまうマイノリティ型メーカーというのもあり、特にPENTAXというメーカーなどはサードパーティの層は厚いとは言えないが、マウント径に余裕があればかつての35mmフィルムの時代と同じような変換マウントによる使い方はできると思っている。この場合、焦点距離などに変更が出たりする事もあるかもしれないが、使えないという結論に落ち着くわけではないので、方法は残る。
だが、そもそもの規格としてマイクロフォーサーズそのものが終息に向かうと、手の打ちようがなくなる。今後の発展は一切なくなる事を意味する。
オリンパスがそう簡単に辞めるとは思わないが、道として安定した方向は視野に入れておきたいところである。
そんなワケで、一度はフルサイズセンサーへの移行は考えた事はある。
もちろん、かかる予算などを考えて簡単にできるという結論には至らないので、今の所献上維持だが、今後購入する新機種に関しては、さてどうしたものか? と。
業界の悩みどころは尽きない話である。
どちらにしても、今すぐどうこうできる話ではないが、今後の動向でカメラの情報は入手していこうと思う。
だからといって即購入とかの話にはならないとは思うが。