今日、イキナリ電話が架かってきた。
プレサンスコーポレーション
今日、知らない電話番号から自分のiPhoneに電話が架かってきた。
知らない電話番号は基本的に出ない事がほとんどだが、非通知ではなかったので、とりあえず出てみたところ、プレサンスコーポレーションという企業から、マンションに関しての耳より情報だという。
「ああ、これはマンション売りつけの勧誘だな」
すぐに気付いたのだが、住むためのマンションの話ではなく、家賃収入でマンションの支払いが済み、今の生活を崩さずにマンション購入ができるという、いわゆる「不動産投資」の話だというので、相手側からどんな話が出てくるのかと話をそのまま聞いていた。普通に考えたら迷惑電話である。
「お時間、少々ありますでしょうか?」
というので、ああ、いいですよ、と答えた瞬間、イキナリ電話の相手がベテラン営業へと切り替わった。
そうか、これが今のやり口か、と気付いたが、とりあえずどんな話をするのか、引き続いて話を聞いてみた。
好条件のマンションが今ならナント!
ま、この手の話の特徴として、購入マンションの条件がとても良く、普通ならとても高額で購入する事ができないような物件を、今なら通常より安く買える、というのが常套手段である。今回の話も、通常2,000万円の物件が1,700万円で購入できる、という話らしいが、アヤシイのは私の地元の話ではなく、名古屋の物件というところである。
名古屋駅まで歩いて5分の所で、周辺には生活に便利な商業施設や娯楽施設なども多々ある好物件だという。
だったら愛知県もしくはその近県の人に売れば喜ばれるじゃないか、と思うのだが、不動産投資だから遠方の人にオススメしている、という事らしい。
何とも最もらしい話で進んで行くのだが、もはやただの迷惑電話でしかない。
挙げ句、こういう話はすぐに決められないと思うから、近くのファミレスなどで地方にある拠点の者と実際に会って話をしませんか? ときた。この時点で、私は話を聴く事を止めた。
世の中、杓子定規では計れない
とりあえず、私にはマンション購入の意思がない、という事を告げた。プレサンスコーポレーション側からすると、家賃収入で賄えるのでマイナス要素はないという。だが、そもそもそこに住む人がいなければ家賃収入がなくなる話でもあり、世の中の情勢で不動産は元手がないと危なくて運用などできない、というのが素人の私の根底にある情報である。
プレサンスコーポレーション側からすると、名古屋駅近くの好物件なので、賃貸する人は確実にいる、という目算の話だから、断る私がオカシイ、というような言い方をするのだが、それこそ私の勝手である。
人にはそれぞれの生活があり、その生活にはいろんな問題があるのだから、杓子定規のようなワケにはいかないのである。
とりあえず、私の意思を理解してもらった上で話は終わりという事になった。これでしつこく話を続けるようなら、途中で電話を切る事も考えたが、大人しく引き下がってくれたので、とりあえずその後は事なきを得た、という感じである。
しかし、私からすると、問題はソコにあるのではないのである。
何故、イキナリ私の携帯電話にプレサンスコーポレーションから電話がかかってきたか? なのである。
問題はソコじゃない
電話を切った後、プレサンスコーポレーションという企業がどういう企業か調べて見た。
ネットでいろいろ調べて見ると、すぐにこのリンクが見つかった。
投資マナブ
プレサンスコーポレーションから突然の迷惑電話!悪質不動産営業の実態!
http://tousi-manabu.com/puresannsumeiwakudennwa (現在リンク切れ)
この記事は2018年のものだが、やはりプレサンスコーポレーションから電話がイキナリ架かってきたという話である。
この記事内容によると、どこからか手に入れた個人情報を使って、投資家の人に話を持ちかけようという電話を何度もしていたようで、いざその電話に出てみると、不動産投資だった、という内容である。
プレサンスコーポレーション、東証1部の上場企業だったのか…。
このサイトの方は、プレサンスコーポレーションは「データストック」という企業から情報を購入している、という情報を掴んでいる。このデータストックは「弊社所有の情報は、全て適正な方法で取得しております。偽り、その他の不正手段による個人情報の取得は致しません。」としているようだが、そもそも「適正な方法で取得」する情報って何だよ? という感じである。
データストックでは、個人情報取扱い窓口が用意されているようなので、もし自分の個人情報がそこにある、という事が予想される場合は、連絡の上、削除依頼をした方がよいだろう。
【個人情報取り扱い窓口】
TEL:03-5577-3630 / FAX:03-5577-3631
e-mail:personalinfo@data-stock.biz
今回、私の情報を入手した経緯が、このデータストックからなのかはわからない。だが、過去にデータを購入していた事実はあるわけで、このデータストックも全くの無関係ではないような気がする。
自らの預かり知らぬところで、こうした情報が売買されている事自体、今では珍しい事ではないのかもしれないが、そもそも個人情報の取扱いに関して、自らとは無関係なところがその情報を取り扱っているという事を許容できる人はそうはいないと思う。もし最近見知らぬ所からよく連絡が届いたりするという事がある人は、そうした情報の売買を商売としているところに自ら野情報がないかを確認する術を持った方が良いだろう。