自分としては痛恨のミスだったかな、と思う案件が起きてしまった。ま、損をするワケではないのだが、思惑が外れたという意味ではショックである。
PayPayでマイナポイント
先日、私はマイナポイントの電子マネーの登録をPayPayのチャージ利用で申し込んだ。
PayPayは、マイナポイント以外の付与に関しては抽選なので、外れる可能性もあるが、当たれば大きいという夢を選んだ形だが、それ以外の思惑として、マイナポイントで付与されるポイントを「ボーナス運用」で利用できると考えて選んだわけである。
ところが…どうもその思惑は外れてしまい、マイナポイントで付与されたポイントは「ボーナス運用」で利用できない感じである。
というのは、PayPay残高と呼ばれる電子マネーには「PayPayマネー」「PayPayマネーライト」「PayPayボーナス」「PayPayボーナスライト」と4種類が存在し、今回のマイナポイントは「PayPayマネーライト」として付与されるらしい。
そもそも、PayPayの「ボーナス運用」で利用できるポイントは「PayPayボーナス」のみであり、その他のポイントは「ボーナス運用」で利用する事はできない事になっている。
だから「PayPayマネーライト」として付与される5,000ポイントは、知人にPayPay残高を送ったり、わりかん機能を使う分には利用できるものの、出金もできず、ボーナス運用もできないポイントとして付与される事になる。
正直、この結果は私にとっては予想外で、付与される5,000ポイントをそのまま「ボーナス運用」に加算して運用してみようと思っていたのだが、その宛が大きく外れてしまった。
ま、損をしたわけではないのだが、運用で増やしてみたいと思っていただけに、とても残念である。
dポイントも運用
マイナポイントからはちょっと外れるが、dポイントでも投資運用を開始してみた。
こちらは日興フロッギーによる株式投資と異なり、単純にPayPayの「ボーナス運用」と同じようなポイント投資である。
100ポイント単位で追加でき、引き戻す場合は1ポイント単位で戻せるしくみで、こちらもPayPayと同じくおまかせコースが存在する。
おまかせコースの中に「アクティブコース」と「バランスコース」という2つがあり、これは株式運用と債券運用のバランス比率を変えている。債券での運用は安定こそすれ株式より変動値が少ないので「アクティブコース」は株式比率が多め、「バランスコースは」債券比率が多めという設定らしい。
また、dポイントの投資運用はこのおまかせコース以外にもテーマでの投資が可能で、分野による8つのテーマからいくつか選択し、それで運用を行う。テーマは全てのテーマを選ぶ事もできるので、選択できなければ全てを選ぶという手もあるが、それならおまかせコースでも良いかも知れない。
これらポイント投資に利用できるdポイントは通常のdポイントのみで、期間・用途限定のdポイントは利用する事ができない。
このdポイントの投資運用だが、変動は一日に1回と少ない。いや、これを少ないととるかは人それぞれだが、特にテーマによる運用は実際のETF(上場投資信託)に連動しているので、情勢の先読みで大きく増やすチャンスがあるかもしれない。
投資という流れ
最近思うのは、この投資という流れをよく耳にするという事である。
投資信託もそうだが、気軽に投資によって自分の資産を運用していく流れが、徐々に一般化してきているように思える。
これは日本人のお金に対する考え方も徐々に変わってきているという事でもあるのだが、それだけ過去の日本から比べて危うくなった、という事でもある。
先日、お金に関する教育が成されていないという話をBlog記事として書いたが、その事実はあるものの、一部の人は確実に資産運用という方向を見据えているのも事実で、不安な未来に対しての予防線を張り始めた人が増えてきた部分もある。
これもネットで気軽に投資が出来る時代がそうさせているのだろうと思う反面、これだけ手軽に出来る時代にありながらも、実際運用している人とそうでない人の差は結構あるわけで、如何に一般的にお金に対する教育が必要かという事を考えさせられる。
一方、お金に対する関心が高まっている事によって起きている弊害もある。
それは資産運用の方法を限定会員のみにレクチャーするという触れ込みで会員を募り、安くない授業料で投資のスクールを行うというもの。
それ自体、確かに良いものもあるのだろうが、そもそも投資はリスクを伴うので、当然だがそのスクールに通ったからと言って儲けられるとは限らない。最終的には自己責任だという触れ込みで、実践的ではありつつも失敗しても責任は負えないとするスクールが増えているのも事実だ。
繰り返すが、実際は良いものもあるのかもしれいなが、自己責任なので、話を聞いていると納得してしまう部分もありつつ、どこか胡散臭い…こんな世の中になっている。
やはりお金の事となると、どうしても話が難しい事になりがちで、疑ってしまうような事もやむを得ないところがある、というところだろう。
というわけで、アテにしていたPayPayボーナスは運用としては利用できないようである。
残念ではあるが、別段損をするわけではないので、付与ポイントについては賢く扱っていきたいと思っている。
※2020年9月6日追記
その後、本件を確認したところ、どうも付与されるマイナポイント5,000ポイントに関しては、PayPayマネーライトではなく、PayPayボーナスとして付与される事を確認した。
20,000円をチャージしてポイント化されるものがPayPayマネーライトとなり、付与されるマイナポイントがPayPayボーナスとなるようである。
詳しくは当Blogの9月6日分記事「マイナポイントで運用できる?」を参照願いたい。
…ただ、確実な情報とするには、私が実際にポイント投入して試してみるのが一番なので、その時にはまた記事として公開したいと思っている。