PayPayでボーナス運用というポイントを投資に使える運用を始めたが、結構な利率になってきた。
気がつけば16%
当Blogで、2020年7月30日にPayPayのボーナス運用がとんでもない利率になっているらしい、という記事を書いた。
なんでも、今年の4月頃から始めていると利率が20%オーバーという状態だったらしい。
こういう話を聞くと、やってみてもいいかな? などと欲が出てしまい、この記事を書いた直後くらいに、私も試しにやってみよう、という事でPayPayのボーナス運用を始めてみた。
コースはチャレンジコースという、ちょっと損益変動が激しいギャンブル性の高いコースで運用を始めた。激しすぎる変動を嫌うなら、スタンダードコースというのもあるが、もともとボーナスで貰っているポイントなので、仮に損しても財布の中身が痛いわけではないので、チャレンジコースを選択した。
で…あれから約半月。
最初は地味な変動を繰り返していたのだが、今日ついに増益15%を超え、16%に達した。
何だコレ(爆)
現金ではなくてボーナスポイントの運用という事ではあるが、運用元のPayPayからしてみればポイントは現金と同様に買い物で使用出来るものだから、企業での損益で言えばPayPayは私にこれだけの利益を提供している事になる。
何か貯金とかしてる場合じゃないんじゃね?(-_-;)
欠点は…
このPayPayのボーナス運用は、単純にPayPayのボーナスポイントをそのまま投資に利用しているだけで、現金化する術がない。欠点といえばまさしくこの一点に集約される。
利益が出ているポイントは、そのまま引き出し処理をすればPayPayのポイント残高になるので、普通の運用でいざポイントが必要になったら、その場ですぐに残高へと引き出せばポイント利用に困る事もない。
また、他に欠点があるとすると、このボーナス運用はあくまでもPayPayボーナスの運用なので、PayPayマネーの利用はできない。あくまでもPayPayを利用した際に発生するポイントで運用する事が原則なので、現金をチャージしてそれで運用という事はできない。
そういう側面から考えても、このPayPayのボーナス運用は、あくまでも投資の練習みたいな位置付けと考えた方がいいかもしれない。
何しろ、銘柄を自分で購入できるわけでもなく、選べるのは2つあるコース選択のみ。あとはどのタイミングで運用投資するか、引き出すか、ぐらいしかユーザー側で判断する事がない。
しかも、投資のタイミングとしてポイントの自動充当をONにしておくと、発生したポイントを得た瞬間に運用額に加算するので、その選択肢すらなくす事もできる。
手放しで推移だけを見守る…これで投資していると言い切るのは、ちょっと誤解となってしまうかもしれない。
他のポイントサービス
で、PayPay以外でもいろんなポイントがあるが、それらでも似たような事ができるのかといえば、出来るサービスがある。
まずコノ手で一番最初にサービスを開始したと言われているのが楽天で、楽天ポイントを楽天証券と紐付け、楽天スーパーポイントとして使用する事で、楽天証券でポイントを使った株式購入ができる。
これはPayPayと違って、ホントに株式購入や信託商品の購入になるので、現金化する事もできる。但し、期間限定ポイントでの購入はできないという制約がある。
楽天証券の口座などを作る事になるので、ポイントで株式や信託商品を購入するだけでなく、口座に銀行から入金した現金を使って普通に株式購入等もできる。NISA運用ももちろん出来るので、興味のある人はそちらでもやってみると良いかも知れない。
また、dポイントでの運用というのもサービスがある。
SMBC日興証券株式会社がdocomoと連携して運用できる「日興フロッギー」というサービスを実施している。
この日興フロッギーのスゴイところは、dポイントの期間限定や用途限定ポイントが利用できる事。つまり、普通のdポイントだけでなく、期間限定、用途限定ポイントを使用して株式購入ができるという事である。
docomoという元々大きな企業のサービスなのでそれが可能なのか、それとも楽天と差を付けるためにそうしているのかはわからないが、dカードやd払いの利用が多い人は便利なサービスかもしれない。
こちらもPayPayと違って実際に株式購入等をおこなう運用なので、後に現金化ができるという。より投資色が強いサービスである。
投資をもっと身近に
おそらく、こうしたポイントを投資という利用の仕方に持って行っているのは、それぞれが関連企業のサービスを活性化させる目的と、預金以外に資産運用という方向に人々の意識を持っていこうとしている側面があるのではないかと思う。
実際、昭和の昔なら預金で夢が見れたかもしれないが、令和の今の世の中では預金はただ単に銀行にお金を置いているだけで、そこで資産を活用できる状態ではなく、令和の今はリスクを伴う投資という方向に持っていって、賢く資産運用していく生活スタイルを確立する必要がある、という事なのかもしれない。
実際、政府もその方向へ促す為にNISAなんて仕組みを作ったような側面があるので、国民にもリスクを伴う運用スタイルを推進しようとしているのだろうと思う。
こうなると、いまや個人でもリスクマネジメントの必要性を強く感じるのは…多分私だけではないのではないかと思う。