一気にOctober 2020までアップデートしてしまった…。
May 2020は既に非公開
ふと、自分が使っているPCのWindowsのバージョンが気になった。
というのも、Windows10は2つ前の更新までしかサポートしないという話をどこかで聞いたためだ。
もちろん、要件はハードウェアにも及び、サポート可能なCPUに制限があったりして、単にOSが最新かどうかだけが問題となるわけではないのだが、Windows10というOSそのものも、大型アップデートを当てていかないとサポート対象から外れていく。
というわけで、メインPCのWindows10のバージョンを確認したところ、なんと「1909」で更新が止まっていた。
MacBook ProにインストールしているWindows10は「May 2020」、つまり「20H1」までアッブデートさせていたが、メインPCはそこまで更新させていなかった。
つい先月の話、最新の大型アップデートである「October 2020」、つまり「20H2」が公開された。
これにより「1909」はギリギリ2つ前の更新を当てている状態という事ととなり、サポート要件としては次にハズレる状態となる。
慌てる必要は無い、と思ってはいるのだが、更新そのものを忘れる事もあるので、せめて「May 2020」まで引き上げた方が良いかな、と思い、Windows更新アシスタントを利用したアッブデートを実施する事を考えた。
ところが…このWindows更新アシスタントを使ったとしても、既に「October 2020」しかダウンロードできない事が判明した。私としては危機的状況である。
仕方が無い
というわけで、いろいろ調べた結果「May 2020」のISOデータがあればそのISOデータから大型アップデートの更新を当てる事ができる事がわかった。
しかし、前述したように公式では既に「May 2020」のISOデータも非公開になっているので、普通の方法ではISOデータをダウンロードする事ができない。
実際には、Microsoftのサーバには「May 2020」のISOデータは存在するのだろうが、そのリンクが一切なくなっているので、ダウンロードができないわけである。
で、いろいろ考えた。
どうせ何とか「May 2020」をダウンロードできるようにしても、その半年後、一年後にはまた同じようにISOがないとか騒ぐ事になるのなら、一層の事、今の時点で「October 2020」をインストールしてしまってはどうか?
…我ながら、かなり無謀な決断である。
そもそも、OSの大型アップデートなので、初期バージョンでは不具合があって然るべきといった更新である。今の時点でアップデートするのは流石に無謀では…と結構真剣に考えたのだが、最終的にはMicrosoftも致命的なものであれば、すぐに対応アップデートを実施するだろう、という事で、ここは思い切って「October 2020」へアップデートする事に決めた。
…良い子にはオススメできない決断である。
メインPCとMacBook Proを一気に…
というわけで、メインPCとMacBook ProにインストールされているWindows10を両方ともWindows更新インスタントを利用してアップデートする事にした。
メインPCの方は問題なくアッブデートが当たり、数回の再起動を経て「20H2」へとアップグレードされたが、MacBook Proの方は何故かWindows Updateが途中で止まってしまうという問題が発生し、結局Update関連のサービスを停止、アップデータを格納するフォルダを作り直したりして、Update情報を初期化するという外科治療を経て「20H2」へとアップグレードした。
具体的にアップグレードに伴う不具合は現時点では確認していないが、公式的にも「May 2020」の時に確認されている既知の不具合しかないので、特に気をつけた方がよいのは「日本語・中国語の「Microsoft IME」を利用する際、入力に問題が発生したり、予期しない結果が表示されたり、テキストを入力できない場合がある」という問題だけである。
これについては…私はATOK Passport利用者なので、ひょとしたら全く問題が表面化しない可能性もあるが、ATOK利用者からいろんな意見が出ているわけではなさそうなので、アップグレード後の利用に問題はないかもしれない。
Rufus
今回、私は無謀とも言えるOSのアップデートを実施したが、こんな事、他の人にはオススメできようはずがない。
もし、Microsoftから以前のバージョンのOSデータがダウンロードできなくなったなら、Microsoftの公式な手段ではインストールメディアをダウンロードできないので、外部アプリを使ってMicrosoftサーバからダウンロードするしかない。
オススメは「Rufus」というアプリケーションを利用する方法で、こちらのポータブル版を利用する事で、アプリケーションをインストールする事なくブータブルUSBやブータブルディスクを作る事ができるようになる。
Rufus
https://rufus.ie/ja_JP.html
参考サイト:
Pasoble
https://www.pasoble.jp/windows/10/download-past-version.html
このOSのブータブルUSBやブータブルディスクから、大型アップデートの更新が可能なので、参考サイトを参照して過去の大型アップデートを当てれば、無謀なWindowsの大型更新をしなくても済む。
ただ今回の場合は、1つ前の「May 2020」の不具合が解消仕切れていない問題があり「October 2020」の不具合も「May 2020」起因の問題が主なので、場合によっては一気に最新版まで当ててしまっても良いのかも知れない。
ただ、少なくとも今の時点では「1909」までは引き上げておかないとサポートされないので、Rufusを使って最低でも「1909」まではアッブデートした方が賢明ではないかと思う。
一定の時間が経過すると、大型アップデートは自動的に当たる、と言われているが、私のメインPCではそれが行われる事がなかった。
調べて見ると、私と同じように古いままだった、という人も多いのではないかと思うので、一度確認してみると良いだろう。