Sonyがこの夏にPS3とPSP、PS VITAのオンラインストアを永久に閉鎖する?
ある匿名の情報
噂でしかないが、Sonyがこの夏にPS3、PSP、PS VITAの各ストアを永久に閉鎖するかもしれない、という話が浮上している。
PS3とPSPは7月2日、PS VITAは8月27に終了するのではないか、という具体的な日程まで話に出ているという事のようだが、もちろん公式ではそのようなアナウンスは一切していない。
もしこの噂が真実になるなら、これらの日以降はデジタルストアでゲームやDLCを購入するコトができなくなる。
こうしたサービス閉鎖に関しては、Sonyは今月末までに正式な発表を行うとしている。
こちらの情報は真実のようだが、その中身については、全くの噂でしかない。
もし事実だとしたら…これらのハードを持っている人からすると、複雑な思いではなかろうか?
ゲーム資産が失われるのか
PS5では、4,000本以上のタイトルを含むPS4タイトルの後方互換性は確保している。これはPS5というハードウェアの特性によるもので、PS5のウリの一つにもなっている。
また多くのPS3タイトルはPS5との互換性はないものの、PS4で再リリースしているものも多い。またPS2のゲームも一部はHD化されたりはしているが、そのほとんどはPS4で動作できるようにしているわけではない。
互換性という問題で、全てのタイトルが何かしらのハードウェアで動作する、という状況を作れていないので、前述のようにPS3、PSP、PS VITAのタイトルがもしサーバ上から消えてしまうと、失われるゲーム資産が登場する事になる。
なので、私はSonyがこのような手段に出てくるとは考えていなかったのだが、維持費が相当かかるのかもしれない。
だからこそ、Sonyには高度に従来製品が動作するシステムをどこかのタイミングで作ってくると思っていたのだが、残念ながらPS5にもそのようなシステムは未だ存在していない。
そんな中で、この噂が出てきた、という事は、Sonyに何かしらの対策が見えてきたから、なのか、それとも単に維持費の問題で打ち切るという事なのか?
個人的には、ゲームという歴史を残す意味でも、何かしらの対応を可能にした上で、新しい取組みに移行する、という手段にして欲しいのだが…。
レトロゲームが高騰する?
レトロゲーム復活の兆しはいろいろなメーカーの移植によって維持されている。
ハムスターという企業が作り続けるゲームアーカイブスは、版権を持つメーカーの許諾の元に現行機でプレイできるように移植しているタイトルだが、最近は版権を持つメーカー自体が何本かのタイトルをパックにしてレトロゲームを移植したりして、ある程度最新機でプレイできる環境を作ろうという動きは見えている。
だが、これらは2000年代前の1980~1990年ごろのタイトルをベースに、しかもアーケードゲームを中心にして移植されているだけで、過去のPSやPS2のタイトルを扱ったものではない。
だが、世の中の需要としては、PSやPS2で発売された過去タイトルの名作をプレイしたいという流れが一定数存在しているのも事実。それ故に生産数の少ないゲームや残存数の少ないタイトルは、中古ショップなどで価格が高騰したりする。
なので、できればSonyにはそうしたタイトルを拾い上げる意味でも、昔のタイトルを何かしらの形で復興する動きはして欲しいと個人的に思っている。
特にSonyはPS5発売後、PS4まで生産を止めてPS5への移行を促している。
過去タイトルを遊ぶにもハードは必要なわけで、それらのハードを既に閉め出している状況にある事を考えると、昔の資産を蔑ろにしているように見えても不思議ではない。
だが、SonyがPlayStationというプラットフォームを築いている以上、そこから生まれた資産を活かしてこそのプラットフォームであり、新たなサービスへと繋げる意味がそこにあると私は思う。
おそらくこうしたタイトルはPlayStation Nowなどに移り変わっていくのかもしれないとは思っているが、まずはすぐ近くにサービスの終了という噂が出てきている事への説明をお願いしたいところである。
3月中の正式な発表を待ちたい。