PS5の全世界累計実売台数が1,000万台とか、実感がない。
まだまだ行き届いていない
昨日、ソニー・インタラクティブエンタテインメントがPlayStation 5の全世界累計実売台数が1,000万台を突破したと発表した。
この記録は、歴代PlayStationの中でも最速ペースで、PS4の記録を塗り替えるものである。
全世界でみればこのような結果なのかもしれないが、私の周辺での購入状況等をみても、実際1,000万台も売れているという実感は全くない。
私が知る限り、私の知人でPS5を購入できた人は2人しかいないからだ。
…積極的に買いに走っている人が少ないという事かもしれないが、そもそも未だに販売が抽選という時点で、数が整っているとは言い難い。
だから余計に1,000万台と言われてもピンとこないのである。
また、現時点では注目したいソフトがない、というのも、積極的に買いに走っている人が少ないという理由かもしれない。
ただ、この夏を超えたあたりから「ゴッド・オブ・ウォー」や「グランツーリスモ7」、「Horizon Forbidden West」などの独占タイトルが出てくる事から、需要も高まるのかも知れないが、一部の人はPCゲームに流れるという現象も起きているため、PS5の発売直後と同じ状況かといえば、かなり様相は変わっているのではないかと予想する。
リビジョンアップしている?
実は、PS5のデジタルエディションは既に本体のリビジョンがアップされている事が確認されている。
つい1週間ほど前に出てきた情報なのだが、旧型は「CFI-1000B」という型番に対し、新型は「CFI-1100B」という型番に変わっている。
これはPS5のハードウェアの取扱い説明書に記載されている事で判明したのだが、旧型と比較して重量が300g軽くなっているという。
また、クイックスタートガイドの2ページ目に記載されている、ベースの取り付け方にも変更がみられる事から、ベースの取付位置に関しても若干の変更が行われていると考えられる。
元々生産数が少ないデジタルエディションでのリビジョンアップなので、旧型を持っている人は相当少ないと考えられるが、これ以外に変更が加えられている可能性は低いだろう。
ただ、発売当初も空冷ファンの部品にいくつかの種類がある事が確認されているので、パーツ単位で言えば型番が同じでも異なる製品が存在する可能性は依然としてある。
供給が追いついていない今、パーツ単位での違いはいろいろ考えられるので、場合によっては未だにアタリハズレを気にしなければならない可能性はありそうだ。
時間の奪い合い
私は、当BlogでPS5の購入を諦めた事を既に宣言している。
抽選に積極的に参加する意味すら失っているので、今更1,000万台を超えたと言われても「ああ、そうですか」ぐらいにしか感じないのだが、PS5に関して言えば完全に世界市場が中心であり、日本という一地域は既に主要地域とは言えない状況である事は見え見えである。
PlayStationというプラットフォームは、ゲームという分野において成功したものと言えるが、オリジナルの日本はもうそこに追いついていないのが現状だ。
この状況を引き起こしたのは、私的にはスマホ市場の台頭だと思っているわけだが、同時に日本人の時間の使い方の変化がそうさせているように思えてならない。
事実、ソニーもMicrosoftも、互いがライバルだという認識はあまり持っていないと言われている。どちらかというと、その他のジャンルの媒体すべてがライバルであり、ユーザーの時間をどれだけ拘束できるか、という問題になってきている。
据置ゲームは、腰を据えてプレイする必要があることから、手軽さがスマホゲームに確実に劣る。ゲーム体験としては上回る事ができるものの、体験するまでのハードルがスマホゲームより高いのである。
私の場合、自宅に帰るとほぼPCの前にいる事が多いので、据置ゲーム機との相性はよい方なのだが、そんな私にしても、PCを使う時間とPlayStationを使用する時間ではPCの方が長いわけで、時間を拘束するという意味ではPCの方に軍配が上がる。
日本人の多くは、スマホを扱う時間が圧倒的に長いため、PS5の最大の敵はスマホという事になるのではないかと思う。そうなると、スマホゲームの方が圧倒的に有利であり、日本のゲーム制作メーカーがスマホゲームに注力していくのは、自然な流れと言える。
ま、今更このような考察をしたところで、あまり意味のあるものとは言えない。
前述したように、私は今の時点ではPS5の購入を諦めている。
店頭に普通に並ぶ日がくるのかどうかはわからないが、PS5を購入するよりも先にメインPCの更新が来るのではないかと予想している。