いつかは買うかもしれない。だが、今は抽選する事も止めた。
焦りに捕らわれていた
わかっていた事ではある。
だが、どこかで今買わないと、という気持ちがあった。
だから、限られていたとは言え、抽選に応募できるものに関しては応募を続けていた。
ま、結果として全てハズレだったわけだが、ハズれたのは、生産数の少ない「デジタルエディション」を選んでいたから、というのも理由なのかもしれない。
だが、そうしてハズれ続けていく内に、その必要性に関してかなり疑問を持つようになった。
今買って、何のソフトを遊ぶのか?
この先、どんなソフトが発売され、それはいつ発売されるのか?
そうした情報をあまり入れていないという事あり、本体だけ「普通に買えない」という状況から、何とかして手に入れねば、と考えていた事を改めて知る。
いや、FF14のPS5版が正式に登場したではないか。
私がPS5を購入する最大の理由はソコにあるんじゃないのか?
だが、私はFF14はほぼPCでプレイしていて、最近はPS4 Proでのプレイもあまりしなくなっている。
そうした状況にあって、今PS5が必要なのか? という事を改めて考えた時、私は抽選に応募する事を止めた。
一度止めると決めたら、気持ちが一気に冷めた。
最近はコンシューマ機で発売されるゲームの大部分はSteamでも提供される事が多く、あえてPS5である必要がほぼないという状況でもある。
ならばPCでプレイすればいいんじゃないのか?
確かにその通りなのだが、一つ問題があるとするなら、PCの場合は完全動作するか分からない時がある、という事である。
PS5などのコンシューマ機を選ぶ最大のメリットは、この動作の安定性であって、それ以外にはもうないと言えるのかも知れない。
PCにも問題はある
そう考えると、予算を投じるのはコンシューマ機ではなく、PCという事になる。
残念なのは、PCは確かにコンシューマ機よりも高性能ではあるが、その高性能を維持するには相当なコストを支払わねばならない、という事。
PS5の性能は、私個人の考えだが価格以上のものだと感じている。大量生産する事によって抑えられた価格によって、コストパフォーマンスは非常に高いところにある。
おそらくPS5並のPCを自作しようものなら、あっという間に8万円クラスにはなるだろう。
また、PC用として制作されているソフトウェアは、性能が均一化しているコンシューマ向けと違って調整がされていないので、高い性能を持つPCには高度な表現をするが、性能がソコソコであれば、そのレベルでの表現しかできない。
だからPCでゲームを一定以上のクォリティで遊びたいなら、それなりのハードウェア性能を持たせるしかない。
しかも、昨今はGPUの価格が高騰しており、ミドルレンジクラスのGPUであってもかなり高額になってしまっている。これでは満足のいくハードウェア性能を持たせようとすれば、かなりの覚悟をする必要がある。
汎用性が高いが故にコストがかかるのはPCの最大の特徴でもあり、弱点でもある。そのコストに目を瞑る事ができれば、満足のいくクォリティと汎用性をテニすることが出来るわけである。
独占タイトル
ただ、こうしたPCゲームへの転向にも問題はある。
SIEだってクロスプラットフォームでタイトル開発していて、他のプラットフォームでも同タイトルが発売される事を当然知っているので、その対策もする。
それが独占タイトルである。
PlayStation5でしか発売されないタイトルというものが出てくれば、当然Steam等ではそれらをプレイすることは出来なくなる。
こうしたタイトルは、ファーストパーティ製タイトルに多く、それはどのコンシューマ機でも同じである。
もし、どうしてもそうした独占タイトルをプレイしたい、となれば、もうそれは専用プラットフォームを購入するしかない。
私がPS5を購入するタイミングがあるとすれば、そういう独占タイトルの時かもしれない。
というわけで、今まで頑なに抽選に挑んでいた私だが、今後は抽選に応募しない事に決めた。今、その予算を投じるより、他に予算を回した方が良い、という判断をした、という事である。
ただ、ハード的に手元に持っておきたい、と思ったNintendo Switchとは随分と対応が違うなぁ、という気持ちもある。
PS5には(外観的な)ハード的魅力は感じられないのがその理由だが、手に入らない、というのが強く購入意識を阻害したのは間違いない話である。