今の理想に近いノートPCを見つけたが、あくまでも“近い”というだけで…。
まさかのDell製
以前、MacBook ProからWindowsノートPCに戻すような事を当Blogでも話をした事があるが、今、その動きを本格化するため、機種選定を進めている。
もっとも、その機種選定は思うほど進んでいないのが現状。というのは、私が期待するIntel第12世代のモバイルCPUを搭載した製品がまだ出回りはじめたばかり、という状況だからである。
最近はメーカーPCといえばデスクトップPCはあまり見ないため、ノートPCに限定されてしまうのだが、メーカー製PCは結構価格的に高価になりがちで、国内の著名メーカーだと18~20万円超とか普通に存在している。当然、私の場合はその価格帯になると既に眼中にはないわけだが、それ以前に未だに第11世代のコアを搭載したモデルが当たり前のようにメイン機種として扱われていて、第12世代コアを搭載した製品が存在しない。
で、この第12世代コアを搭載した製品で10~14万円を限度とした製品を探していくと、通常私の好みや傾向からでは絶対に選ばないだろうDell製品に行き着いた。
正直、何故? とも思ったが、条件を満たす製品を探していくと、どうしても他に行き着かないのである。
第12世代コアに拘る最大の理由は、そのコア数の多さにあり、高性能コアと高効率コアを備えている事で、その処理能力やバッテリー駆動時間のバランスが絶妙に優れているからである。
探し当てたベスト機は以下になるが、Core i7-1255Uという、Pコアが2基、Eコアが8基で、10コア/12スレッドと実にバランスに優れたコアを搭載している。
Dell New Inspiron 14 Intel
https://dell.to/3NqJeGv
納得の性能
通常、業務で使用する場合は、ほとんどがEコアの処理で事足りる。MS Officeなどは高性能コアはほとんど利用せず、仮に利用するとしても一時的なマクロ処理ぐらいに使うだけでアリ、ほとんどはEコアで処理可能な領域にある。というか、Eコアが8コアも搭載されていれば、Office Suiteで使用するアプリケーションは事足りるはずである。Pコアは、画像処理などGPUをより効率よく動作させる際に活躍してくれれば良いので、2コア/4スレッドもあれば十分である。
また内蔵GPUはXeアーキテクチャの96ユニットを搭載している事で、統合型GPUの性能としては申し分ない能力を持つ。前述の画像処理など、普通の業務で使用する分には必要十分である。
個人的には、AMDのRyzen APUのモバイル版で良いバランス性能のものがあれば、それを搭載した製品も良いかもしれない、と思っているが、現時点で総合性能でIntelと渡り合えるだろうRyzen 6000シリーズを搭載した製品は、もうそろそろ登場してくるハズだが残念ながらDellでさえまだ搭載した製品が登場していない。
なので、現時点ではIntel第12世代コアを搭載した製品が最有力候補として名を連ねる事になるのである。
Raytrekで出てきてくれれば…
前述した通り、国内メーカーで第12世代コアを搭載したWindowsノートPCは、あまりその姿を見ないのが現状である。
個人的に大手メーカーのノートPCでなくても、ショップブランドのノートPCで十分納得のできる製品なら、それで良いと思っている。
当Blogで以前にも紹介した、ドスパラを運営するTHIRDWAVEが展開するブランド「Raytrek」のノートPCに、このIntel第12世代コアを搭載した製品が出てくれば、価格的にも非常に魅力的な製品になると思っている。
今はまだ第11世代コアを搭載した製品しか存在しないので、前述のDellのNew Inspiron 14 Intelモデルが最有力候補になっているが、堅実なその作りなどを見てもRaytrekで第12世代コア搭載モデルが登場したなら、個人的にイチオシ製品になるような気がしてならない。いや、どうせならAMDのRyzen 6000シリーズを搭載したモデルでもいい。価格的にはかなり魅力的な製品になるのではないかと思う。
というわけで、いろいろ機種選定の為に調べているのだが、実に歯切れの悪い時期のようで、コレ、というベストな一台が見えてこない。
一ヶ月後、この状況が大きく変わる事はあるのだろうか?
依然としてDell製品が理想に近い製品だったとき、私はDell製品を選ぶ事になるのだろうか?
彷徨うが如く迷う時間はまだ続きそうである。