昨日の続き。何とか時間を作れたのは幸いである。
マザーボードは初のMSI製
昨日の続きを本日も行う事ができた。
全日をPC組立作業に費やせるわけではなく、結局作業を開始したのは大晦日の午後2時くらいからなのだが、それまでは大晦日なりに自宅でやるべき掃除や新年の準備に追われていた。
これも致し方のない事とはいえ、もっと作業に時間を採る事ができたなら、もう少しやりようはあったのだろうと思うが。
とりあえず、昨日はケース周りを進めたので、今日はマザーボードへのパーツ実装から始める事にした。
使用したマザーボードは「MSI MPG X670E CARBON WIFI」である。
液体窒素おじさんの動画を見るようになって、MSIのパーツに興味が出てきたので、今回はAsRockではなくMSIを使用してみることにした。それにMSIなら液体窒素おじさんの動画を参考にしてパーツのチューニングも出来るだろうという考えもある。あくまでも参考でしかないが、やり方は近しいと言えるので、今回はこのセレクトで良かったのではないかと思う。
まずはCPUから
準備して気がついた。
マザーボードのマニュアルがない。以前なら情報が多ければ冊子タイプのものが付いてきていたと思うが、最近はきっとマニュアルもダウンロードする時代なんだろうな、と直感で理解した。
ネットからマニュアルをダウンロードしてみて思ったのは、電源まわりがとんでもなく強力だという事。定格90Aのパワーステージとか、多分使う事はないかなぁ…と思いながら、マニュアルをさらっと一読する。
その上で作業再開。まずマザーボードに取り付けるのはやはりCPUである。
今回はRyzen7 7700Xを購入した。理由は…いろいろあるが、過去の記事を読んで貰えればと思う。
規定通り、左肩にある△マークを合わせてCPUをセット、金具で固定して終了だが、今回はその後にグリスガードブロックを取り付ける。
私が購入した「MPG X670E CARBON WIFI」は幸いにしてLOTES製のCPU取付金具だったため、購入したPCER24製グリスガードブロックは無事使用する事ができた。
次に取り付けたのは…メモリである。
今回使用するメモリは「G.SKILL Trident Z5 Neo 16GB×2 DDR5-6000」で、AMD EXPOの仕様メモリである。先にメモリを取り付けたのは、メモリがCPUクーラーの下に隠れるだろうからである。
CPUクーラーは「DEEPCOOL AK620 ZERO DARK R-AK620-BKNNMT-G-1」なので、120mmファンのクーラーでもかなり大きいサイズ。完全にメモリの上を覆うサイズなので、メモリを先に挿しておく必要がある。メモリはマザーボードのA2、B2スロットに先に差す事になっているので、そこに挿す。
その後、CPUにマスキングテープを貼ってシミラボのネコグリス「シミオシ OC Master SMZ-01R」を適量塗り、いらなくなったクレジットカードで延ばす。…ホントはシミラボのカードがあれば良かったのだが、入手できなかったのが悔やまれる。
ま、それはいいとして、そこまでした後は、いよいよCPUクーラーである。
今はこんなに簡単なのか?
と、ここで順番を間違った事に気づいた。
先に、CPUクーラーを取付ける為の金具パーツを取り付けてからグリスを塗った方がいい。手などに付かないよう不要な事故を無くすことができる。
ま、事故らないように気をつけながらマザーボードのCPU横の樹脂パーツを取り外し、AK620のAM5用金具を取り付ける。その後、クーラーを載せてネジ留めする。
最近のCPUクーラーって、こんなに取り付けが楽になったのか? と思えるぐらい簡単に取り付けられたのだが、これが逆に不安に感じてくるから不思議。
とりあえずその後はメインとなるM.2 SSD「Seagate Firecuda 530 1TB」を取り付けるが「MPG X670E CARBON WIFI」のM2_1スロットは、Noツールで簡単にヒートシンクが取り外せ、セットする時もネジを回すだけでセットできるようになっているので、取り付けはとても楽である。
と、ここで気づいた。
イマドキのPCって、必要最低限のパーツはこれだけで済むって事なのか? と。
あとはマザーボードをケースにセットして、ケースファンや電源と接続すれば、PCが成立してしまう。以前だとHDDなどケーブルを使っていろいろと配線する必要があったが、今はストレージがM.2 SSDだけなら、配線作業はケースファンと電源のみ、もしくはケース端子などの接続ケーブルのみで終わってしまう。
何か、たったこれだけの事なのに、随分と自作PCのハードルが低くなったような気がした。
…ま、その分UEFIなどの設定が複雑化しているのだが、それを知るのはまた明日以降の話になりそうである。
というわけで、今日は体裁としてハードウェアの9割の制作まで進んだ。
あとはGPUカードを取り付け、実際にPCの電源を入れて動作確認すれば完了である。実際には、このあとの方がやるべき事が多いのだが。