各家庭によって答えが異なる理想のカタチ。
自宅介護の難しさ
昨日のBlog記事にて、母が会話を失った事を書いた。
これによって、退院してきた時に従来通りの自宅介護が状況的にかなり難しい事になったワケだが、それならばどうするか? という事を今後早い内に決めてしまわねばならない。
いわゆる施設に入れば、事なきを得る事は間違いない。
だが、介護を受ける要介護者からしてみれば、家族と一緒にいたいというのが願いであり、それを黙殺する事ができる家族であれば施設に入れるという結論を出すこともあるかもしれないが、普通そうでなければ可能な限り自宅を選び、どこに無理があるのかを検討してその打開策を練る。
だが、要介護度が高くなればなるほど、自宅での介護は難しくなる。何より、家に誰もいない中、要介護者が一人でいる時間が長くなればなるほど、自宅介護は難しいと言わざるを得ない。
ましてそれが会話を失った者であればなおの事である。
我が家は今、その状況にあるので、何とか自宅介護を織り交ぜつつも、施設入所に近いカタチの介護を検討しなければならない。
そこで選択肢の一つとして登場するのが、ショートステイという選択肢である。
土日だけ自宅介護
私の理想を言えば、要介護者の母に関して平日は施設に入り、土日は自宅で過ごす、という事ができるのが理想である。
私が自宅にいる間は、面倒を見ることはできるだろう。まぁ難しい部分もあるにはあるが。
だが、平日はとにかく自宅に誰もいなくなるので、施設のように管理されているところにいてほしい。
だから、土日のみ自宅介護というのが、理想のカタチになる。
そうなると、週5日はショートステイで2日は自宅、という方法になるのだが、この場合、かかる費用に関して考えると、場合によっては普通に施設に入るのと同じぐらいかかってくる可能性がある。まだ具体的な説明を聞きに行っているわけではないが、とにかくショートステイはいろいろオプションが個別料金化しているところがあり、費用を加算させていくと金額が膨らむ傾向にあるように思える。
もっとも、普通に養護施設に入ったとしても、介護保険外にかかる費用を加算していけば、結構な金額になるので、日数で考えれば結局はあまり大きな差はないことになるかもしれない。
選択肢として、ショートステイという方法があることは理解したが、安易にコレだと決めることは難しいと言える。
兎にも角にも予算
選択肢はあるにはあるが、問題はそれを受け入れる予算である。
正直、非常に厳しいと言わざるを得ない。
自分の生活を切り詰めるだけで済まないレベルに達するだろう。1ヶ月の給与金額ではマイナスになり、賞与が加わる年収で差し引きして何とか凌ぐ…という事になると見ているのだが、それも詳細に計算したわけではない。
概算を出せばわかるが、おそらくは何とか凌げても、車の買い換えなどに問題が出る。
前述のショートステイを選んだ時、問題は車椅子の母の送迎をどうするか、という問題が暗礁に乗り上げる。介護タクシーを使う事もできるが、介護タクシーは案外と料金が高く、毎週の様に利用するとなると結構負担が大きくなる。
となると、福祉車両の購入という選択肢が出てくるが、その予算はどこから出すのか?
こうしたお金のやりくりを考えると、ホントに厳しくて、本業以外に副業を考えたくなってくる。
だが、残念な事に私の勤め先は基本的に副業は禁止されているので、話を通さずに副業すると確定申告で問題になる。
何か、八方塞がりになっているように思えてならない。
抱え込まなくても良い方法はあるのか?
できる事とできない事。
それらを見極め、最適解を導くしかないのだが、とにかく住居や生活、それらに係る費用、そして収入と、考える事が多々ある。
出ていくお金はある程度抑えはした。問題は入ってくるお金、詰まり収入である。ココが小さいと、本末転倒なワケだが、今のところその本末転倒な状況にあると言える。
さて、ホントにどうすべきか?
こういう相談を気軽に出来るところはないものか?
残念ながら、介護、住居、就業とそれぞれ別々のアプローチで相談する事はできるのだろうが、総合的に相談できるところというものに心当たりがない。
自分で言うのも何だが、ホントに追い詰められたな、という感じである。
とりあえずもう少しいろいろ探ってみようとは思うが、どこかで専門家に相談する事をしないとマズイだろうと思っている。
まずは…ケアマネージャに相談するところからだろうか。
時間はないが、道のりは遠い。