まさかの受け入れ拒否に直面した我が家。
結局在宅中心か?
先日、新型コロナワクチン4回目の接種をした日に、今後の介護予定として検討していた施設に行ってきた話ををBlog記事に書いた。
新型コロナワクチン接種後、意外なまでに副反応が出たという記事内容だが、その記事に中に今後の介護予定として考えているショートステイ可能な施設への入所を検討していると書いた。
実際見学してきてとても良い感じだったのだが、私自身がケアマネージャという業務に関して無知であるという事、介護という行為を取り巻く支援に関して、どんな役割がどこまでの範囲をカバーしているか、など、私が知らない事がとても多く、そうした事を理解していく必要があると痛感したワケだが、この話の後、私は実際にこの施設への入所を希望し、担当者へ次にすべき事を確認したいと連絡を入れたのだが、ここに来てまさかの受け入れ拒否という状態になってしまった。
具体的には、メールで連絡を入れたのだが、私との会話で母の容体を聞いた施設のケアマネが、受入は難しいと判断したようだ。
実際に要介護者の容体を見たわけではないのだが、私の会話から無理と判断したようだ。
まさかの受け入れ拒否に、正直、私は次の一手を見失ってしまったのだが、これによって私は従来のケアマネの力を借りるしか方法がなくなり、結果、在隊での対応がほぼ確定した状況になってしまった。
正直、ここからどうすべきか、など、私に解りようがなく、結局はケアマネにアドバイスを求める事になるのだが、言葉を失っている母とのコミュニケーションも含めて、今後どうすべきか、全く対応が見えなくなってしまった。
私は平時の生活と共に両立する事は可能なのだろうか?
次の一手
と言うわけで、今後の進め方をケアマネに相談しようと考えたのだが、そもそも介護においてケアマネは施設や施設を運営する事務所付きの存在なので、結局はその施設や事務所の方針や活動を中核とした介護計画を立てる事になる。
という事は、私の場合、現ケアマネが計画するとなると、自ずと自宅介護が原則という形のプランが出来上がってくることになる。
なので、他に選択肢があるのかを確認する為に、病院の地域連携室に連絡をしてみた。
市立病院の地域連携室は、基本的には市役所の出先機関みたいなものなので、市内の介護施設関係の情報などは全て持っているので、まずは地域連携室に受け入れ拒否の連絡をする事にした。
だが、この地域連携室に連絡をしたところで、新たな施設の紹介などは得られなかった。結局は今後の介護計画を検討する中でケアマネの力が必要のようで、まずは現在の在宅中心のケアマネに現状を見てもらってどうするか、打合せしよう、という話になった。
…結局は在宅での対応という形になるような気がしないでもないのだが。
役割とサポート範囲
結局、今週金曜日に打合せを行う事がほぼ決まり、そこで現在の状況を見てもらって考えることになったのだが、私がこの介護というものに関して判らなくなった事が、それぞれの役割とサポート範囲はどこまでなのか? という事。
ウチの母親は、もともと要介護1だった。なのでその時は在宅介護しか選択する事ができなかったので、現在のケアマネが地域連携室より紹介され、ほぼなし崩し的にそのケアマネに決まってしまった。
その時は要介護1なので、在宅で対応する事に何ら問題はなかったが、その3ヶ月後には要介護4となり、ベッド上での生活しかできない状態になった。
その時も、私は施設に入ることを望まず、また母親も望まなかった事から、在宅介護を基本に計画が作られたので、現ケアマネでも問題はなかったのだが、在宅が難しいと判断された時、ではどのようにして新しいケアマネに切替え、また入る施設を検討する事になるのか、その流れが全く判らなくなった。
もちろん介護を受ける側、その家族の選択肢があっての話だが、施設に入るにしてもケアマネが付かなければならないし、自宅介護であっても、介護保険を受けるならケアマネには居て貰わねば困る。でもそのケアマネは、自分が所属する施設や事務所の範囲が中心の活動範囲なので、もしそこが在宅基本だった場合、施設入所に向けてアドバイス、手続きのサポートをするのは、一体誰になるというのだろうか?
正直、介護保険を利用するとなると、素人ではとてもではないが無理な話だと思う。
介護保険も利用するサービスにポイントなどが設定されており、月単位で利用できるポイントに制限があり、その制限の中で、ヘルパーは生活支援で何ポイント、身体支援で何ポイントと加算されていき、結局は一日あたりの回数と時間などが制限されていく。
前述の、ショートステイ可能な施設は、この辺りを一括管理する施設だったため、契約すると1ヶ月の基本料金がすべて決まり、その中で範囲に含まれている介護サービスであればどれだけ使用しても価格が変わらない、となっている。ただ、宿泊すると一日あたりいくら加算、食事を採ると一食いくら加算と、加算されていき、最終的な1ヶ月の支払金額が決まる。計算がとても楽だし、利用制限がないものも多いので、実にありがたい施設と言えるが、在宅介護などでは、そうではないのである。
このわかりにくさを誰か教えて…
正直、かなり複雑な介護サービスなので、仕組みなどの理解が難しい。
健康保険の計算もややこしいが、そのややこしさがそのまま延長されて介護サービスが成り立っているように見える。
そうした専門家が個別に付き、最良のサービスを提案してくれるようなコンシェルジュのような役割をになってくれると、もっとわかりやすくなると思うのだが、残念ながら今はそのような環境ではないようである。
複数の施設や事務所を飛び越えて、あらゆる可能性を検討、立案、指示サポートしてくれる役割…こういう役割として、市役所の地域連携が存在してくれていれば良いのだが…残念ながら、そこまでの話にはなっていないという事なのだろう。
とりあえず、期待した施設は受け入れ拒否だったので、次の一手を考えるしかない。
自宅介護は避けられないが、だとしたら、日中の見守り状況をどのように改善していくか、考えて行かねば成らない。
下手すると、介護で共倒れ…なんて事態になりかねない。
まだそこまで深刻ではないとも言えるかも知れないが、こういうのは、状況が改善する事はまず望めず、状況が悪化するのはあっという間の話である。
次の一手。
これで何とかやっていける体制を見つけねば…。