Windows12が用意されはじめているようで。
結局は進化は止まらない
Windows10が発売されるとき、Windowsは今後OSはこのままWindows10が継続されるような話があったかと思うが、結局はWindows11が登場し、しかもその要件が結構厳しい事から、Windows10が動作していたPCも一定のものはWindows11にアップグレードできない、という事態が起きた。
これはスマホなどでも同じ事で、結局ハードウェアの進化と共に要求されるスペックが上がっていけば、旧世代機は切り捨てられるわけで、PCも同じ事だという事が言える。
それ自体は予想できる事なので、別段おかしな事ではないのだが、個人的に思うのはWindows11がまだ登場して2年に満たない時期で、もうWindows12の噂が聞こえてくるぐらいになっている事に、多少の驚きはある。
ただ、Microsoftが今後のWindowsに関してどういう方向にしたいのか、という事に関しては、ここ最近のIT系情報を見ていれば何となく想像はつく。となれば、そうしたトレンドを取り込んだ上でOSを一新したいのかもしれない。
ChatGPTの影響
海外サイトのClub386がWindows12について報じた。
この情報ではデスクトップ画面のイメージも掲載されているのだが、画面の上部に各種通知、天気予報、ニュースなどのウィジェットをもってきて、画面下部のタスクバーにはスタートメニューとアイコンが並ぶという構成になっている。検索バーは画面上部にあり、おそらくはChatGPTと融合していくであろう事が予想される。
そもそも、MicrosoftはOfficeとChatGPTについて融合させていく事を予定している。Microsoft365 CopilotとWindows OSをシームレスに動作させようと思えば、ChatGPTというキーが絡んでくることは間違いない。
OSがAIと融合するというのは、今の時代では不思議でも何でも無い事なので、そうした変革をもたらせるために、Windowsのナンバーそのものを変えようというのは、理解できる話である。
ハード要件の変更
Windows12の噂において、もっとも注目すべきポイントは、ハードウェア要件がまたしても上がるという事に尽きる。
とりあえずCPUまわりに関してはWindows11と同等なのかもしれないが、メモリに関しては8GBが最低ラインになるという。
メインメモリが8GB必須となる理由は、やはりAIをOS内で動作させる上で必要不可欠と判断したためかもしれない。8GBでなければAIが動作させられないという事ではないだろうが、現在のように全てをクラウド依存にしてしまうと、ネット環境がないところでの利用で機能の大幅なマイナスとなりかねない事を考えれば、部分的にクライアント側で何かしらの処理を考えているのかもしれない。
ただ、現状でも店頭で販売されているPCの一部は、メインメモリ4GBなんてPCもあったりするので、これはもう早い内に8GBモデルのみに絞り込んでいかないと市場でのトラブルが絶えない事になる。
結局はWindows12が正式に発表となったタイミングで、Windows11のサービススケジュールに沿ってハードウェア要件の修正を世間に促していくことになるだろうが、新PCへの切替えを考えないのであれば、メモリ増設はできるウチにやっておいた方がよいのかもしれない。