Amazonのプライムデー、いろいろ言ったが結局何も買わず…。
取捨選択
先日の当Blogでの記事でも、Echoの2台目を考えて見たりもしたが、結局私はプライムデーで何も買わないという選択肢を採った。
本当は物欲から言えば欲しいと思っていたのは事実だが、ここで「欲しい」と「必要」を天秤に掛けるという、今まで私があまりやらない事をやった結果、最終的に「不必要」と判断、プライムデーをスルーという選択肢を採ったのである。
今まで、便利なものだから、という理由で結構いろんなものを購入、散財してきたが、実際その後に使わなくなった、と言える製品が多数あるのも事実で、ムダになるならと買わない事を選んだワケである。
この判断、本当はもっと早い段階でできるようになっていなければならない事なのだが、そもそもがデジタルガジェット大好き人間なので、とにかく面白いモノがあれば欲しい、というのが私の行動原則みたいなところがあった事で、買わないという選択肢が今までなかったところがある。
それではコレからの生活は成り立たないと考え、今回は自分の欲望と現実を秤に掛けて苦渋の選択をした。
ホントはEcho Dotも欲しかったし、骨伝導イヤフォンも欲しかったし、Loupedeck Liveも欲しかったのだが、まずEcho Dotは今すぐなくても問題がないし、骨伝導イヤフォンはSonyのWF-1000XM4やWH-1000XM4があるので外音を取り込みながら使えることを考えれば絶対に必要というものでもない。Loupedeck Liveに関して言えば、そもそもPCの左手デバイスなので、それを有効活用できる状況でなければ価格対費用効果が薄い。
そうした判断の下、結局「買わない」ということにした。
うーん…なんか寂しい感じもするが、おそらくこれがこれからを生きるという意味では正しい判断なんだと思う。
所有する必要性
生活していく上で必要なものというものがある。
少なくとも、今の時代はスマホは必須だろうし、私の場合はそこにPCが加わる。最近テレビは必須とは思わないが、母にとっては必須なので、テレビ、エアコン、電子レンジ、洗濯機あたりは絶対に必要なものになる。
洗濯機は最近はコインランドリーを使うという人もいるようで、維持費や消耗品を考えるとコインランドリーの方が利便性に富むという人もいる。ま、ウチの場合は母の都合で自宅に洗える環境がないとマズイということもあって、その選択肢はないのだが(洗濯だけに…)。
このように、家電含めたモノの購入の予算配分を再確認していくと、案外家電のサブスクリプションというのはアリなのではないかと最近思えてくるようになった。
最近は大手の家電メーカー、例えばPanasonicや日立電気などはそのメーカーの方針に合わせたサブスクリプションサービスを始めている。
一定の期間を借り、合わなければ返却という手軽さがウケているようで、しかも途中で買い取ることもできるようだ。
家電はほぼ毎日自宅で使用するものなので、レンタルとかサブスクリプションというのはちょっと…などと思っていたが、そもそも購入しないで借りるというのがイマドキのライフスタイルに合っているという人が多くなったということかもしれない。
モノに執着しなくなり、体験を重視する…令和の時代そういう時代なのかもしれない。
とはいうものの…
ただ、私の今の生活だと家電を借りるというのは状況的にまだ早い。
もし私が今の環境をすべて整理することができて、引越しをします、となった時には、家電のサブスクリプションはアリかもしれない。
ただ、生活固定費として考えた時、介護費用の捻出を最優先にすると、やはりサブスクリプションの金額上乗せは厳しいものがあるのかもしれない。
最低限使えるものをその時にある予算で購入し、その後消耗品のみの支出で切り抜ける方が結果的に安くなるだろうと考えると、敷居はまだまだ高い。
もし、私が一人暮らしだったり、或いは年齢的に若い世代と生活しているようであれば、サブスクリプションはアリかもしれないが、介護という背負い込むものを近くに持つものは、毎月の生活維持費を成立させることを考えると無理が出てしまう。
ここで「子供がいるのとお金の支出は変わらないのでは?」と思われるところがあるかもしれないが、介護はそうとも言えない側面がある。
それは要介護者の体調が著しく一定でないということが響くからだ。
要介護者の体調によって、受けるサービスが頻繁に変わるので、介護費用と医療費に大きな浮き沈みが発生するので、毎月の支出が安定しない。
多めに支出があった時、サブスクリプションの費用が大きいと、それこそやっていけなくなってしまう。
だから、生活がある程度読めるようにするために、家電などは購入して固定費をその後に引っ張らないという方法が必要になる。
いろいろ考えた結果、私はこの方法に行き着いたわけである。
話は大きく変わってしまったが、とりあえず元に戻す。
セールはとても有りがたい話だが、ムダな買い物をしやすいのも事実。
自分にとっての「欲しい」と「必要」を天秤にかけるというのは、今を生き抜くために私に必須の考え方だな、と改めて感じた次第である。