近隣のウェルシアで買い物をするにあたってWAONポイントカードを作る事に。
経営統合の影響か?
ドラッグストアのウェルシアが、ツルハドラッグと統合する話が2月に出た。
正直、いつもならどうでも良いような話と思うのだが、近隣のドラッグストアの中でもウェルシアにはよく行くし、その買い物で貰っているTポイントなどサービスの面でもいろいろと変わる事が予想されるため、真剣にWAONポイントをもらう事を考えることにした。
ウェルシアでは結構前からTポイントとWAONポイントの2重取得が可能だったのだが、もともとAEONに買い物に行かない私からすると、WAONポイントは貰っても使うところがない、という事から、今まではWAONポイントは辞退していた。
ところが、ウェルシアとツルハドラッグの統合が進むことが影響しているのか、5月からはポイント配分が変わり、Tポイント優勢からWAONポイント優勢というスタイルに変わるようである。
そうなると、私もWAONポイントを無視し続けるのは得策ではない、という事になり、現在の体制を見直し、WAONポイントを取得できるよう準備しなけれぱならない。
というわけでWAONポイントを取得するために、いろいろ調べ始めた。
オンラインだけではダメ?
Tポイントに関しては、随分と前にYahoo! JAPANとの繋がりが無くなるという事で、その時にモバイルTカードへと移行させていた。
なので、WAONポイントカードも、今ならオンライン申請でカードの実態なくとも、スマホでポイントカードが作れるかと考えたのだが、どうも違うようだ。
というのも、スマホでWAONサービスを登録すると、所謂電子マネーのWAONの登録となり、それに紐付く形でSmart WAONというアプリで運用する形になる。これだと電子マネーのWAONをチャージして使用した金額に応じたポイントが貯まっていくのだが、現金決済などで発生したWAONポイントは対象にならない事が判った。
また、iAEONというアプリも存在し、こちらはAEONのサービスのオンライン版に当たるのだが、こちらでもWAONの取扱いはあるものの、現金決済のWAONポイントを貰える手続きにならないようだ。
いろいろ試行錯誤をしてみたが、結局モバイルアプリでのWAONポイントカードは作られるものの、それらはあくまでもアプリ上で決済した金額にのみ貯まっていく仕組みで、物理カードのWAONポイントカードと同じ扱い方ができるカードはオンラインでは入手できない事が判明した。
各アプリでは、物理カードの番号を取り込んで、登録そのものを統合する事はできるので、SmartWAONも電子マネーのWAONも、iAEONもそれらのカードと連携させる事はできるし、それぞれのアプリサービスについても連携させる事はできる。がしかし、現金決済のWAOONポイントカードは、どうあってもオンライン発行はできない。
…正直、サービスがあまりにもいろんなところに横展開しすぎていて、実に分かりづらいとしか思えない。
結局物理カードを作ってきた
で、やむを得ないので、普段はいかないAEONに行き、現金決済のWAONポイントーカードを作ってきた。こういう手続きが面倒だからオンラインで作れればよかったのにと思うのだが…。
このカードを作成する時は、もう既にタブレットで登録申請するので、作成プロセスは電子化されているのに、カード作成そのものはオンライン化していないという矛盾。結局既存の物理カードのバーコードを読み込んで、そのカードの申請をタブレット上でオンライン登録するという仕組みである。
で、作成したカードはその日から利用する事が可能だが、とりあえずSmartWAONアプリとiAEONアプリに今作成したWAONポイントカードを登録し、ポイント受け取りの連携を行った。
そして…ここがさらに厄介なのだが、ウェルシアアプリではTカードとWAONカードを別々に登録できるのだが、それらをまた別で登録すると、ウェルシアアプリではTポイントカードのバーコードとWAONポイントカードのバーコードが1画面で一緒に表示できるようになり、ウェルシアでの決済時に双方のポイントをもらう事ができるようになる。
なお、このウェルシアアプリでのバーコードは、ウェルシアでしか読み込めないものになっているので、他のWAON利用可能な店舗ではSmartWAON、AEONならiAEONアプリを使用する事になるだろう。いや、WAON電子マネーで電子決済しないのなら、物理WAONポイントカードを使う事になるのだろう。
とりあえず、全ての登録が完了したので、ウェルシアで今後双方のポイントをもらう事はできるようになった。AEONで買い物をしないとなると、このウェルシアアプリでのポイント運用が今後のメインになりそうである。
事実上イオングループの一強時代か?
ウェルシアとツルハドラッグが統合する事で、ドラッグストア業界の最大手はイオングループが鎮座するという事になったと言える。
と言うのも、業界第2位のツルハドラッグは事実上の筆頭株主がイオングループだったところに、業界最大手のウェルシアと統合するので、ドラッグストア勢力図は大きくイオングループが占める事となった。
なお、ウェルシアとツルハドラッグが統合した後は、ツルハドラッグの持株会社であるツルハホールディングスは解散する予定のようなので、ウェルシアが存続する事になるようだ。
だが、その中身は事実上イオンである。
なので、ウェルシアのポイントサービスもWAON優勢のスタイルへと変化する事となったのだろう。
また、TポイントはWAONポイントに交換する事もできる。ちなみに3月31日前ならば、TポイントはPayPayポイントにも交換できる。3月31日を過ぎればPayPayポイントとの交換ができなくなるので、自分の利用したいポイントと交換するのもよいだろう。
だが、少なくともドラッグストア業界ではWAONの影響がぐっと強くなる事は間違いない。
ポイントを最大限活用したい人は、この流れに乗っていくしかないので、まだ準備していない人は今の内に準備しておくのがよいだろう。