自宅でWi-Fiのテストをしていて気がついた。
中継器、おそるべし?
当Blogでも書いたが、我が家ではnasneを無線化する為に中継器を利用している。
今まで使用していたNEC製の10数年前に購入したルーターに付属していた有線LAN化するユニットが壊れてしまったため、通信環境の見直しの為に中継器を購入入れ替えたのである。
これによって、nasneは常にEasy Meshでメッシュネットワークの無線でネットワークに繋がる事となり、結構安定して通信できるうようになった。
目的としては、nasneの無線化というだけだったのだが、副産物的効果として、我が家の通常のWi-Fiが届かないところに広くネットワークが届くようになるという効果も見られるようになった。
ただ、もともとそんなに広くない我が家だから、もともとのルーターのWi-Fiで接続する方が速いのではないか? という懸念があるわけで、そのあたりの実際の通信環境をちょっと調べて見た。
ちょっと調べてみてすぐに判った事は、5GHzのWi-Fiが非常に繋がりやすくなった、という事。
今まで、2.4GHzのWi-Fiはすぐに繋がる状態で、5GHzはピクトアンテナが1本少ないような感じで2.4GHzの安定性に勝つ事はまずなかった。
ところが、手持ちのiPhone Xは常に最初に5GHz帯を掴み、それへと接続するようになっていた。しかもピクトアンテナの数は2.4GHzのWi-Fiよりも多いのである。
繋がる品質が2.4GHzより上になった5GHzというのは、正直初めて見た。
それだけEasy Mesh対応の電波が強いという事なのかもしれないが、今まで壁を何枚も通過させていた事で減衰していた5GHzの電波が、何も考えなくても一番強い電波となり、結構な速度でネットワークに繋がるようになったのは予想を超えて良かった事と言えるだろう。
気になるのは熱か?
ただ、一度だけネットワークから中継器が途絶した事がある。
その時には、中継器を再起動…という名の電源ケーブル引き抜きで対応したのだが、その後は問題なく繋がっている。
何故通信途絶となったのかの理由が分からないのだが、ネットで調べると、Easy Meshは結構中継器が通信途絶となる事があるようで、人によってはEasy Meshを使用しない方がよい、という場合もあるらしい。
ただ、ウチはその後は安定していて、通信途絶する事もなく動作している。
その後、理由をいろいろと考えたのだが、配置している場所がテレビの裏なので、壁との間の隙間が少ないところにあり、熱が籠っていた事が原因では…と考えた。
ただ…実際にはそんなに高温になった、というわけでもないので、熱問題というのは違うような感じではある。
そもそも、通信機器は連続稼働させる事を前提とした製品が多く、一定の通気があれば問題がないように作られている。なので熱が原因というのはやはり考えにくい事である。
…ますます原因がわからなくなるな。
本来はもっと広い宅内で
ウチで中継器が必要だったかというと、実の所全く必要なかっただろうとは思う。
ただ、有線LANの機器を無線LAN化したかった、という理由で中継器を導入したのだが、この場合、中継器ではなくもっと他に良い選択肢があったのかもしれない。
通常、無線LANを搭載していない機器を無線化する場合は、USB端子に無線LANユニットを接続して無線化する手段を執るのだが、nasneは、増設するHDD用のUSB端子はあるが、他に利用できるUSB端子がないので、その手段が使えなかった。
なので有線LANにLANケーブルを挿し、なおかつそのLANを無線化するために中継器を利用したにすぎない。
その結果、無線LANルーターの無線強度の強いところに中継器を置くという事になり、そこから中継器の無線強度が周辺に影響を及ぼす事となり、結果として無線接続において一種の不安定要素を与えることとなってしまった。
計測した結果、特別接続速度が遅くなった感じはないのだが、それはWi-Fi6という高速規格に準じた通信をしていない機器での確認だったからかもしれない。
次のiPhone買い替えの際、もう一度今の環境で計測し、速度が伸びてくるかどうかの確認をする必要があるかもしれない。
というわけで、問題無くEasy Meshは使えている。
無線化したかったnasneが無線接続で繋がっているので、目的は果たしているが、性能的問題はまだ未知数なのが残念な所である。