MSIのマザーボードでWindows11の更新プログラムがエラーを出すらしい。
KB5029351
Microsoftから、Windows11のUpdate「KB5029351」が公開されたが、これを導入する事で一部PCではブルースクリーンが表示されるようになり起動不可能になるらしい。
で、そのような反応になる機種情報などをしらべて分かった事は、ブルースクリーンが表示される前に「UNSUPPORTED_PROCESSO」というメッセージが表示されるらしい。
そんな情報を得た後、ウチのメインPCのWindows Updateを確認してみたら、まさにこの「KB5029351」をインストールする準備が整っている状態で、あやうく導入する直前だった。
もう少し詳しく調査した結果だと、この問題が発生するのは、MSIのマザーボードの中でも600/700シリーズにおいて発生する問題とのことで、この数字から想像するとIntelプラットフォームと思われ、対応としては問題の「KB5029351」をインストールしない、という方法を採るしか内という事のようだ。
イマドキめずらしい問題だな、と思ったのはここだけの話だが、一時回避策としては、Windowsの自動回復機能によって「KB5029351」が自動的にアンインストールされ、正常に復帰する可能性があるものの、もし自動回復しない場合は、ウィンの回復を利用し、ロールバックしてやる必要があるという。
早い話が「KB5029351」はインストールせず、もししてしまった場合はアンインストールしろ、という対策のようだ。
その後わかったこと
MSIとマイクロソフトの調査の結果「UNSUPPORTED_PROCESSO」のエラーは「KB5029351」の問題によってひきおこされたものではなく、特定のプロセッサのザフゼットに限定されていることが判明したという。
この結果、影響のあるデバイスには「KB5029351」アップデートを提供しない、ということが決定されたという。
ハードの組合せ的には、Intel第13世代コアとMSI Z690/Z790チップセットを搭載したもので発生するようで、それ以外では被害は出ていないようである。
で、前述した自動回復しない場合の対処方法だが、これはWindows11の自動修復でコマンドプロンプトを起動し「wusa /uninstall /kb:KB1234567」で「KB5029351」をアンインストールする事で回復できるようである。
ま、とりあえず私の環境はAMD環境なので、とりあえずは問題はなさそうだという事が判明したので、安心してUpdateしようと思う。
BIOS Update
いろいろ調べている中で、MSIのマザーボードのBIOSを見ていると、1ヶ月に一度くらいのペースでUpdateが行われていた。
いろいろ修正すべきポイントを直し、追加できる機能を追加しているという感じなのだろうが、昨今のCPUはオーバークロックがしやすい関係から、その設定値をいろいろと追加したりしているようである。
またメモリモジュールも24GB/48GBと今までと違う組合せのものが発売されているので、それを使用可能にする為の機能強化なども行われているようだ。
あと、AMDの場合は3D V-Cash搭載CPUを使用時にプロセッサが焼けるという問題が報告されていたが、その対策も行われているようである。
そう考えると、BIOSのUpdateはどこかのタイミングで実施した方が良さそうである。
というわけで、現在の最新版である「7D70v18」は正式版でもあるので、取り入れる事にしようかと思う。
ソフトとハードを提供しているAppleですら、Macでいろんな不具合が出ているにも拘わらず、いろんなメーカーの組合せになるWindowsは、問題が出るとその検証にとんでもない時間が必要になるケースがある。
何でもかんでも新しいものが良い、というワケでもないので、Updateには一定の情報が不可欠だと思う。
我こそは人柱と思しき人以外は、まずは一歩引いたところで情報待ちした方がいいだろう。