PS3には標準でFolding@homeという機能が扱えるようになっている。
これはタンパク質の折りたたみの原理を探り、それが癌をはじめとするさまざまな難病・疾病とどのように関連しているのか、その原因究明を目的とした、米国スタンフォード大学の分散コンピューティングネットワークプロジェクトの事。
分散コンピューティングであるため、世界各地にいるPS3ユーザーがネットワークで接続され、各々のPS3が起動しているとき、その演算能力を使って研究に必要なデータのシミュレーションなんかを行っている。
そのFolding@homeがパージョンアップして、Life with PlayStationとなった。
従来のタンパク質シミュレーションであるFolding@homeはそのままに、新たにライブチャンネルというサービスが追加された。
ライブチャンネルによって、宇宙からみる地球を再現したインタフェース上で、忠実に表現される雲の画像や、世界約60都市の天気情報、Googleのニュース、各都市のライブカメラ画像といったさまざまな情報を得る事ができる。
まぁ…Folding@homeだけじゃ、使うにしても味気ないという事でそうした情報活用アプリにしてしまった…という事なのだろうが、無料で世界各国の情報が閲覧できる…ぐらいに考えておいた方がいいような感じだ。
使ってみて率直にそう思うぐらいだから、それ以上でもなくそれ以下でもない機能である。
ただ、起動しているだけで世界貢献しているという事実は、なんとなく優越感がある。
というか、分散コンピューティングはもっと活用されてしかるべきだろうと思うのだが…PS3は世界貢献のできるコンシューマ機として、もっとアピールしてもいいのではないかと思ったりした。
…それでも低価格化したXbox360の方が売れるんだろうな、きっと…