DIY感覚のオーディオ講座ではないが、月刊stereoに今まで付録として付いてきていた、LUXMAN共同開発のLXA-OT1というデジタルアンプと、LXU-OT2というUSB DACを2階層に積み上げ、一体型のオーディオ製品にしてしまうという、iKeda Productの筐体製品が5月18日に発売となった。
18日の午後9時から発売開始だったのだが、私はその事をすっかり忘れていて、午後9時30分を少し過ぎるくらいに予約を入れた。
というのも、iKeda Productの製品は毎回即効で売れ切れてしまうので、発売開始と同時に注文してしまわないと初回生産分に間に合わないのである。
結局、私が注文した時は残り21台という状況での注文だった。
果たして最初に何台売りを想定していたのかはわからないが…おそらくは100台くらいではないかと予測する。
この製品は元々は単体売りだったアンプベースを2階建て化したものであるため、Amp BaseIIを既に購入した事のある人であれば、ボンネットと裏面パネル等のパーツだけを購入する事が出来る。
まぁ…私は既に該当製品を持っていたワケだが、今回は奮発してフルセットを予約した。
フルセットの中身は…
こんな感じである。
今回のベース部分はガンメタのアルマイト加工がされている。これに雑誌付録の基板2枚を合わせて作ると…
こんな感じである。
下がUSB DACで、上がデジタルアンプである。
単純な構造だが、パンチで穴が空いたパネルを使用したボンネットが実にレトロな雰囲気を醸し出している。
ちなみに裏面はこんな感じ。
下のUSB-Bの口でPCとUSB接続する。そしてその左にあるRCAピンジャックから音が出力されるのだが、このRCAピンジャックとその上にあるRCAピンジャックをステレオコードで接続する事で、USBサウンドを上のアンプに入力する。
あとはアンプのスピーカー出力からスピーカーへとコードを繋いでやれば、PCのUSBオーディオをアンプ出力できる。
中身はというと…
こんな感じ。
純粋に、2枚の基盤が階層化されているだけである。
私がこのLUXMANとの共同開発のアンプに何故拘るのかというと、私の電子工作の第一歩がここに集約される事になるだろうとみているからである。
実際、音も決して悪くない。もちろん高級オーディオから比べれば大した事がない音かもしれないが、それでも2,800円程度の雑誌付録とは思えない音が出るのである。
それに単純な基盤構成であるため、心得があれば改造も可能。私はココに魅力を感じている。だから、LXA-OT1もLXU-OT2も2つ所有している。iKeda Productの製品も今までのこのシリーズは全て持っているため、現時点で全ての基盤が筐体に収まる計算になる。
やり過ぎかもしれないが、ここから一歩を踏みしめて、電子工作できたらな、と考えていたりする。
ま、それはさておき。
実は今回の画像はiKeda Productからの画像をそのまま引用している。
というのも、実はまだ組み立てていない為である。組立ててしまおうかどうしようか悩んでいるという所なのだが、また自身で組み立てたら記事にしたいと思っている。
ちなみに…。
iKeda Productの同製品は奇跡的に今も注文を受け付けている(5月21日21時21分現在)。
ひょっとしたら余剰分でまだ製品に出来るのかもしれないし…ひょっとしたら次回注文分の受付なのかもしれないが…。
LXA-OT1もLXU-OT2も持っていて、2階建てキットが欲しいという人は、下記より注文してみてはどうだろう。
ちと高いが、これが専用設計品というものである。
iKeda Product
http://www.ikedaproduct.jp/item/IKE010/ (現在リンク切れ)
確かに金さえ出せば良い民生品を購入する事はできるが、こうしたDIY的なオーディオ機器も実に味があってオモシロイものである。