以前は超小型PCは自作PCを作る者の夢だった。
前機種はストレージに問題があった
株式会社リンクスインターナショナルは、ECS製の超小型ベアボーン「LIVA」を以前から取り扱っていたが、2015年1月下旬に新型の「LIVA X」を新たに発売する。
価格はオープンプライスで対応OSはWindows 8.1(64bit)となっている。
LIVA Xは前機種のバリエーションモデルで、搭載メモリが2GBから4GBに増量され、ストレージ増設用のmSATAコネクタを備えている。このmSATAにSSDを増設時にはOSにWindows 7(64bit)をインストール可能としている。
また搭載するコア(SoC)はCeleron N2808(1.58GHz、ビデオ機能内蔵)で、前機種のLIVAはCeleron N2807とほぼ同等の性能を有しているが、ベースクロックは同じであるもののバーストクロックは2.16 GHz(N2807)から2.25GHz(N2808)と上昇している。
このクロック上昇の影響なのか、電源はMicro USBによる給電から12V/3Aの専用ACアダプタを利用する形となった。この点で都合がわるくなった人もいるかもしれないが、そもそも企業などが導入しようという時は逆に通常コンセントの電源での使用の方が使い勝手がいいかもしれない。
大きさだが、前機種より若干面積を必要とするサイズとなった。但し、高さは16mm小さくなっているため、薄型化している。
その他のインターフェイスは、USB 3.0、USB 2.0×2、Gigabit Ethernet、HDMI出力、ミニD-Sub15ピン、IEEE 802.11b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0、音声入出力を備えている。加えて、専用のVESAマウントキットを付属しており、VESAの穴が空いているディスプレイの後部に装着可能、という点は前機種と同じである。
業務の為ならこれで十分
ウチの会社では未だにCore2世代のCeleron搭載PCが業務で使われている。メモリは512MBしか搭載していないし、何かの作業をしようとしてもメモリ領域が少なすぎてすぐにスワップで動作、その動きはとてつもなく遅い。
その環境下で、受発注システムとMS Officeが動作しているわけだが、流石にOffice 2007を動作させようとすると結構速度的に厳しい。
しかし、LIVA Xならメモリが4GBという時点で今よりずっと良好な状態で業務ができる。しかもCore2世代のCeleronの処理能力よりも今世代のCeleronの方が処理能力は上だろうし、仮に能力的に同じであってもストレージがSSDである時点で動作は軽快になる事は簡単に想像出来る。
まぁ、私の勤務先の話でないにしても、LIVA Xくらいの能力があれば通常の事務処理なら何ら問題なく遂行できるだろう。
というか、今の時代、こういう時代になったのね…。
あー、会社の事務系PC、全部LIVA Xに入れ替えてくれないかなぁ…。そうすると私の仕事も楽になるんだけど(爆)