普段からいろいろ情報を集めてると面白い記事にぶつかるのだ。
ITに強いと弱いの違い
私は自分で言うのは何だがそんなにITに対して弱いとは思っていない。
中学の頃からパソコンと呼ばれるものに触れ、気がつけば使ってきたPCの種類はPC-8801 mkIISR、X68000(Human68k、SX-Window)、FM-TOWNS(TownsOS)、PC-9801(MS-DOS3.3、MS-DOS5)、98互換機、Macintosh(漢字Talk~MacOS8)、Windows(3.1、95、98、98SE、ME、2000、XP、Vista、7、8、8.1)と今自分で書き出しても結構使ってきてるなぁ…と感じる。
まぁ、実際にはこの他にもX1とかAmigaとかMSXとかMSX2とかもあるし、OSというソフトウェアだけで言えばOS2とかBe OSとかもあるのだが、それらはあまりにも触った期間が短かった等の理由で除外した。
こういう、手当たり次第何でも触ってきた歴史がそうさせるのか、大体デジタルガジェットを見ると、それを操作する方法などはマニュアル等を見なくても大体見えてくる。もっとも、ちゃんとした使い方を知るにはマニュアルは必須だし、全てを理解できるのとは違うので、我流である事に違いはない。
それでも我流で何とか触れてしまう事は、ITに弱い…という事ではないと思っている。
そういう自分だから、会社にいてもPCやiPhoneの事でいろいろ質問を受ける事が多い。
周りにそういうのに強いという人があまりいないからだが、そういう時、ふと思うのである。
「この人の使い方だと…そもそもスマートフォンとかいらないんじゃないか?」
実際、フィーチャーフォン(ガラケー)で十分だろ? という人が多いのである。
いや、実際にはガラケーでLINEができないケースもあったりするが、使っている機能が電話とメール、あとLINEというケースの人がホントに多いのである。
このような人を世間では一般的にITに弱い、という言い方をすると言っていい。
今例に挙げた人は、LINEの為にスマートフォンを使っていて、あとはちょっとした時にゲームとかやってる、という感じである。ゲームはニンテンドー3DSとかPS VITAでは絶対にしないのに、スマートフォンだからやる、みたいな感じだ。
もちろん、その人の使い方次第だから、私がつべこべ言う筋合いはないのかもしれないが、総額にして10万円前後するスマートフォンをそれだけの為に使っているという異常事態を理解しているのか? とツッコミたくなるワケである。
今回見つけた記事は、まさしくそんな私も感じている事に対しての一つの解答を示してくれるような実験記事である。
ITMedia 彼女はiPhoneを使いこなせない ~嫁とスマホの100日間戦争~
http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1511/15/news003.html
年齢とは無関係
このITに強い、弱いという話において、私も自分の周辺を見て感じるのは、決して年齢によって強いとか弱いという問題が顕在化しているわけではない、という事である。
若い人でもメカなどにめっぽう弱いという人もいるし、時代的にPCとはあまり慣れ親しんでいないだろうという人でもやたらと詳しかったりする。
ITというと、時代の最先端の話が主になるが、ハードウェアやソフトウェアに強い人というのは、経験則から今のITに対してもある程度の理解を示す事が多い。ただ、あまりにも先進的なサービスの事になると、対応するのは難しい事になるが、それでも全く解らないというITに弱い人からすれば、比べものにならないくらいに理解を示す。
そういう観点から見て、時代が新しいとか古いとかそういう差よりも、何かもっと別の所に強い弱いの根本的理由があるように思える。
これは物事の好きとか嫌いとか、そういう問題にも似ているかも知れない。
ただ、これは関係があるかどうかは解らないが、比較的こういったITという分野は女性よりも男性の方が強い人が多いというのはある。
もちろん、中には女性でもめっぽうITに強い人もいるし、逆に男性でもやたらと弱い人もいるから、性別は絶対的な条件ではない。おそらく、女性はソフトウェアには強いがハードウェアには弱いという側面があり、逆に男性はソフトウェアよりもハードウェアに強いという人が多いという大局的な偏りがそう思わせているだけかもしれない。
だが、それとて学校教育がそうさせてきただけの事で、実際平等な立ち位置にいる場合は差がない可能性もある。
今あるこうした強い弱いの差は、そうした積み重ねによる結果である可能性もある。
何はともあれ、スマートフォンをよくわかっていない人が使いこなせるようになるのかどうかというテーマは実に興味深い。
感覚で使えるようになる…というApple製品が本当の事なのかを見極める一つの答えがそこにあるように思う。
続報に期待したい。