自分で自作しようと思っていた構成にもっとも近いショップブランドPCが登場した。
価格が凄まじい
私が現時点で理想と掲げている自作PCスペックに、もっとも近い構成をもったショップブランドPCが登場した。
ドスパラのGALLERIAシリーズの製品で、製品名は「GALLERIA UA9R-69XT」、価格は税別で419,980円からとなる。
価格が確定しないのは、これをさらにカスタマイズできるからであり、419,980円というのは最低構成の価格という事になる。
基本スペックとしては、CPUにRyzen9 5950X、メモリ32GB、ストレージは1TB NVMe SSDと2TB HDDを搭載し、CPUクーラーは簡易水冷、搭載電源は1000w 80Plus Gold、OSはWindows10 Homeといった構成である。
ケースはコンセプトカーや工業プロダクトデザインを得意とするデザインハウスが設計した新型ケースを採用しており、従来のGALLERIAシリーズと異なる感じがするものになる。
インターフェースはUSB 3.1×2、USB 3.0×10、Gigabit Ethernet、音声入出力などを備え、こちらも拡張カード等でカスタマイズ可能だが、ほぼ必要なものは揃っていると言える。
GALLERIA UA9R-69XT 製品ページ
https://j.mp/2K5vcyR (現在リンク切れ)
価格が40万円超えという事で、流石にこれだけのハイスペックパーツを組み合わせればこれぐらいにはなるか、という内容だが、現時点で私がAMDパーツ中心で考えればこれぐらいの価格になる、という事の表れでもあり、価格的に納得できないものではない、とも言える。
ゲーミングPC
一応、GALLERIAシリーズという事で、このPCの分類はゲーミングPCという分類になる。但し、この性能ならクリエイティブ方向にも全く問題無く使用する事ができるだろうし、ある意味用途は問わないPCと言える。
もしクリエイティブ目的で使用する上で弱さを感じるなら、OSをHomeからProへ変更し、メモリを32GBから64GB、128GBへとカスタマイズしたり、ストレージを強化すれば良いのではないかと思う。
処理能力では何ら困る事のない製品と言えるので、あとは予算の許す限りの増設で行けてしまう。
もし、GPUに不安を覚えるなら、そもそもこの製品は該当しなくなるので、ゲームもやりつつクリエイティブに何かしたい、という人であれば、ベストマッチになるだろう。
あえてAMDしばり
この「GALLERIA UA9R-69XT」の構成は、あえてAMDパーツに拘った構成となっている。
普通であれば、GPUはNVIDIAのGeForce RTX 3080ないし3090を搭載した内容で構成する事になるだろうと思う。何故ならレイトレーシング性能が段違いにNVIDIAが強いからだ。
ただし、その場合だとあと5~8万円くらいは高い価格になってくる。
そこをあえてAMDパーツに絞り込む事で、AMDが主張するスマートメモリアクセスという機能を使いつつ、価格を抑えていこうというのが、この製品の肝になる部分ではないかと思う。
それにレイトレーシングは残念ながらまだまだ進化の過程上にあるものなので、私的にはまだ主力技術だと思っていない。
であるなら、あえて高価なNVIDIA製GPUに突貫するよりも、Radeonシリーズでワットパフォーマンスを稼ぐ方が現実的ではないかと考える。
ま、価格が40万円超という事で、ここまで架かると既に価格の問題ではなく、性能追求の問題だという人もいるだろう。
そこは人によって考え方がいろいろあるので、その人の考えに沿った製品にしていけば良いだけの事だが、私的には今世代はAMDしぱりで良いのではないかと思う。
そのハイエンドに属する製品構成という意味で、それに予算をつぎ込める人にはお勧めできるプランではないかと思う。