予算立てはまだだけれど、一応考えてみる。
芋づる式に変わる環境
私のメインPCの入れ替えに関しては、その時期をずっと延期してきた。
結構大きな額となるため、入れ替えるとなるとそれなりの予算を取らないといけないからというのがその理由で、ここ最近さらにPCパーツの単価が上昇している事から、より一層自作PCを組立てるのが難しい状況になってきている。
こうした理由から、PCでなくモニタを最近のHDR対応のものに先に更新したワケだが、結果的にそれが原因でGPUを入れ替える必要が出てしまい、Radeon系からGeForce系にするため、またしても予算を追加投入してしまった。
ところが、このGPUの変更によって、今度はCPUが新しいGPUのボトルネックになっている可能性が出てきてしまい、結局新PCへと移行した方がよい、という判断が早まった感じすらある。
これらの経緯は当Blogにて全て情報を書いてきた。ハッキリいって、何かを一つ新しい句したら、それに引きずられる形で全てのものを新しくしていく必要が出てきた感じである。
そうは言っても予算が無限にあるわけではないので、優先順位を付けつつ、今後の入れ替えを徐々に進めていく事になるだろう。
Intelか、AMDか
さて、実際に自作PCを組んでいく事になると、考えねばならないのは、そのハードプラットフォームをIntelで行くか、それともAMDで行くか、という二択問題である。
現在のメインPCは、AMDがRyzenを発売する前の弱体化していた時代のものなので、Intel一択という状況だったのだが、今回はAMDも随分と攻勢に出ている状況で、そのCPU性能は拮抗している状態である。
特に、今日まさに今の状況では、Ryzenは7000シリーズが登場し、その性能は一歩抜きん出た状況。但し、この状況が続くのは10月21日ごろまでで、それ以降はIntelも第13世代Coreを投入してくるので、また性能は拮抗、もしくはIntelが一歩抜きん出る可能性がある。
今まさに悩み時な状況だが、この2つの選択肢は、私にとって少々厳しい選択肢でもある。
それはそのコストである。
Ryzen 7000シリーズはCPUは思ったより高くはならなかったものの、マザーボードの価格が半端なく高くなってしまい、PC構成コストが増大してしまっている。
Intelにしても、第13世代は第12世代と同じソケットを使用している関係から、既存製品でも利用可能になっているが、私の場合はどちらにしてもマザーボードからの購入になるため、それらのパーツ価格が安くないとコストは嵩んでしまう。
GPUは先日購入したGeForce RTX 3070Tiをそのまま流用したとしても、他のパーツ価格が高い事で、全体のコストはかなりのものになる。
これなら完成PCを買った方が満足度高いんじゃないだろうか? とすら思える。
Intelであろうが、AMDであろうが、かなりのコストを覚悟する必要はある事は間違いないので、今は双方出揃ったタイミングまでは様子見という事になるだろう。
microATX
私は、現メインPCの前は実はマザーボードとしてmicroATXを使用していた。
理由は拡張カードをあまり使わないから、という理由と、拡張する機能はほとんどがUSBだったから、という理由である。
ところが、そのmicroATXで構成していた時期にはやりはじめたのが、配信とかキャプチャという流れである。
キャプチャユニットは、内蔵タイプもUSBタイプも存在していたのだが、フルHDで60フレームを実現する為には最低限USB3.0の規格が必要だった。内蔵タイプでもPCIe2.0の帯域では結構厳しい状況で、それならばとUSB3.0をPCIe×4接続で拡張できるカードを購入し、それを使う事でその機能を確立した。
そういった背景から、現メインPCを組立てる時には、microATXよりも大きな基板であるATXを採用したのだが、最近になって、ふたたびmicroATXとかmini-ITXで良いのではないか、と思い始めた。
理由は、最近はマザーボードから出せるUSBの数も多くなり、しかもそれらのほとんどがUSB3.0以降で接続できるようになった事で、機能拡張はUSBタイプでも何ら問題がなくなった為である。
また、拡張カードにしても、ビデオカードで×16スロットを最大のレーン数で使用し、なおかつM2. MVNe SSDを4レーンで接続する等の使い方をすると、PCIe×4スロットなどに拡張カードを挿すと、その時点でビデオカードのレーン数を半減させてしまう可能性が高くなっている現状がある。
であるなら、拡張カードはビデオカード以外は使わない方向で考えた方が健全と考えると、マザーボードサイズはmicroATXあたりが最適解ではないのか? と思えたのである。
ケースの小型化にも貢献するし、ちゃんとエアフローさえ整える事ができるなら、ATXの優位性は今はもう見えない、そう判断している。
流石にmini-ITXだと小さすぎていろいろな所に無理が出てしまうが、microATXであれば、基板上に搭載すべきパーツをATX並に載せられる。私からすると利点しかない。
ただ、拡張カードを使う人からすると、やはり普通にATXを選択する方が賢いと思う。
あくまでも、USBによるユニット拡張で済ませられる人であれば、microATXという選択肢が生きてくると言える。
というわけで、現在パーツ単位で価格情報を集めている。
集めても予算的に組立てられないかもしれないが、まずはコストの実態を把握しようと思っている。
こういう時が一番楽しいのかもしれない。