発売されたばかりだというのに大幅値引きとは?
実はあまり売れていない?
Intelの第13世代コア「Raptor Lake」が発売され、IntelもAMDも最新CPUの刷新が行われたわけだが、それらのペンチマーク頂上決戦が各Tech系サイトで行われ、次第にその性能比較情報が出揃った感じがあるところだが、総じて結果からするとIntelの性能勝ちといった感じ。
AMD Ryzen7000シリーズはワットパフォーマンスではIntelより高い結果を見せたものの、それでも大電力を消費しての性能向上を図ったモデルである事から、全体的な性能の割に表皮電力も大きいというイメージがついて回る結果となった。
その為、ハイエンドPCを組む層としては、よりベンチマーク結果の高いIntelを推す人が多かったり、また旧モデルからの乗り換えが簡単なIntel系の方に人気が集中し、Ryzen 7000シリーズは思った程売れていないという状況らしい。
この事は、オーバークロッカーの清水氏も自身のYouTubeチャンネルで話している。
このような状況があるからか現在アキバではRyzen7000シリーズとマザーボードのセット割引キャンペーンが一部店舗で行われている。
実施ショップはパソコン工房 秋葉原BUYMORE店、パソコンショップ アーク、TSUKUMO eX.、ツクモパソコン本店、ドスパラ秋葉原本店などで、各店で割引価格が異なっている。組合せによっては2万円以上の割引を受ける事も可能で、円安で全体的な価格高騰がある現状で考えると、この値引きは結構大きく響いてくるものではないかと考えられる。
マザーボードがとにかく高い
IntelにしてもAMDにしても、CPU価格よりずっと価格が高騰しているのがマザーボードである。
AMDのRyzen7000シリーズに対応したマザーボードはミドルクラスでも3万円超え、上位チップを搭載していれば5万円は下らない価格設定になっているので、CPUと合わせて購入するとそれだけで10万円クラスになってしまう組合せも多い。
AMD系の製品らしからぬイメージだとおもうのは多分私だけではないだろう。それが重なって今売れていないという状況を作っているような気がしないでもない。
AMDって…やはりIntelから比べても「安い」ってイメージがあるのだろうか。
まぁ、私もどちらかというとIntelよりはコスパの良いメーカーというイメージはあるのだが。
期待したいRyzen7 7700
この先、価格が安くなるなら私のメインPCの構築に関してRyzen 7000シリーズでも良いかな、と思える事もある。
前述したようにワットパフォーマンスはRyzenの方からIntelよりは良いので、電圧のかけ方一つでRyzenの方がお得に高性能を扱う事ができる。
ただ、今のRyzen 7000シリーズだと、95℃という温度に達するまでひたすらクロックを上げてくるので、結局それで消費電力が増えていく事になる。
ポイントは、この95℃というところで、これが80℃くらいに引き下げられる事ができれば、使用する電力もさらに少なくなるし、発熱量も少なくなる。
当Blogでも過去にRyzen7 7700の話をした事があるが、XのないRyzen7 7700は7700Xよりもずっと扱いやすく、性能低下もあるはあるが、基本あまりかわらない性能で動作するような感じらしい。このRyzen7 7700が出て来れば、また販売も好転するのではなかろうか?
Ryzen 7000シリーズが高くてまだ新PCを保留にしている人は、このキャンペーンに乗っかると良いだろう。11月上旬まで、という期日もあるようなので、急いだ方がいい。
私は…正直乗りたいのはやまやまなんだが、我が家の家計のの現状を見て次なる手を考える方がが先決である。