SpursEngineを搭載したAVノートが東芝から発売される。
Qosmio G50はまさに次世代型AVノートと呼ぶにふさわしく、ディスプレイに1,920×1,080ドット表示対応18.4型ワイド液晶を搭載する。
GPUもGeForce 9600M GT(512MB)を搭載し、ハイエンドという言葉しか似合わないようなスペックだが、もちろんMPEG-2 TSやH.264のリアルタイムエンコードはGPUではなくSpursEngineが行う。
このようなスペックであるため、当然の如くDVD/DVのアップコンバート機能も持っている。
…ノートにする意味があるのかどうか疑わしい存在だ。
SpursEngineは映像処理コプロセッサという位置づけにある。
その中身は、PS3等に搭載されているCell Broadband Engineに内蔵されているストリーミングプロセッサ4基とH.264およびMPEG-2のハードウェアデコーダ/エンコーダである。
完全に映像処理に特化したプロセッサであるため、従来のノートPCが扱うような映像とはかけ離れた映像を処理できる。完全にフルHDを意識した内容だ。
ただ、一つ問題もある。
今回発売されるQosmio G50でSpursEngineを有効にできる環境は、ACアダプターによる電源供給が必須という事だ。
何でもSpursEngineを使用するとかなりの電力を消費するらしい。
ますますノートPCで実現する意味があるか疑わしい存在である。
私が考えるに、そんなに電力を消費するならあえてノートPCにこだわる必要はないのではないかと思う。
いっそのこと、SpursEngineをPCI Express x4とかのカードに実装して自作向け市場に映像処理プロセッサとして発売した方がいいのではないだろうか?
もっとも、サポートという意味で大変になるかもしれないが、自作市場だとこうした映像処理エンジンの需要はもっと高いように思う。
特にDVD/DVのアップコンバート機能なんかは、フルHD対応の液晶モニタを持っている人には重宝がられると思うのだが…(もちろん私の事である)。
というか、東芝さん是非発売してください(爆)
ACアダプタ前提のノート…。
確かにスペックは凄いが、ほんと微妙なw
画像処理のビジネス用なんだろか? いまいちコンセプトが見えないな…。
でも、こう言うのも嫌いじゃないです。デスクトップノートPC w
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日本には、デスクトップリプレースメント(デスクトップに置き換わるという意味)という分野のノートPCが存在します。
おそらく今回東芝が発売したノートPCもこのジャンルに分類するものになるのだと思います。
GeForce 9600M GTとSpursEngineが混在しているという事は、この時点でこのノートPCはデュアルビデオコア搭載と言えるわけで、どうかんがえてもデスクトップよりハイエンドな分類になると言えます。
…だったらデスクトップPC用のSpursEngineカードを出してくれてもいいのに。
そう思わずにはいられないのです。
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