(function() {function signalGooglefcPresent() {if (!window.frames['googlefcPresent']) {if (document.body) {const iframe = document.createElement('iframe'); iframe.style = 'width: 0; height: 0; border: none; z-index: -1000; left: -1000px; top: -1000px;'; iframe.style.display = 'none'; iframe.name = 'googlefcPresent'; document.body.appendChild(iframe);} else {setTimeout(signalGooglefcPresent, 0);}}}signalGooglefcPresent();})();

ドラクエ9を巡る面白さの定義

 私もとりあえずドラクエ9を始めてみた。
 スロットにカートリッジを入れて電源投入、その直後から、実に手堅い作りだという事を実感する。
 これがLEVEL5クォリティか…と思わないわけではないが、昨今のゲームは丁寧な作り込みをしている作品が少ないのも事実で、このあたりは素直に関心する。
 ただ、どう考えても今回のドラクエ9の発売前データ管理には疑問に思えるところがいくつかある。
 というのは、違法な事ではあるが、ドラクエ9の発売前から既にROMデータが出回り始めていたのである。当然、マジコン対策としてトラップは仕掛けられているのだが、そのトラップの回避方法が発売直後くらいに既に出回り始めていた。
 そんなに早く解析されてしまったのか…と知らない人なら思えるかもしれないが、プログラムをよく知っている人なら分かるだろう。実際、総データ量256MBというデータの解析がそんなに早くできるワケがない。ましてトラップ回避の為の解析である。
 まぁ…ひょっとしたら天才的な人がいて、その人が解析してしまったのかもしれないが、とにかくクラックされるのがあまりにも早く、また違法データが出回るのも恐ろしく速かったのである。
 そう考えると内部関係者から漏れた…そう考えるのが最も納得のいく答えである。
 まぁ、実際のところは分からないため、私の予測の域を出ないのだが、余り良い展開ではないのも事実である。


 で、プレイしてみて思った事。
 実にシナリオがこなれている…と思った。但し、良い言い方として。
 悪い言い方をすれば、実にベタな展開である。
 ネタバレになるのであまり書かないが、天使が最初に出てきた段階で、全体のテーマとアンチ主人公の属性が見えてくる。これはシナリオ学…というか、物語を作る上でのある程度の基礎を学んだ人なら予測が付く事であり、そんな小難しい学問を習わなくても分かる人には分かる展開だ。
 実際、そういう考え方を鋭角的に表現している人も多い。
 ちょっとネットで調べて見たが、ドラクエ9は史上最悪のドラクエと表現している人もいるくらいである。
 でも、そういう人達の言い分は、その殆どが先が読めるみたいな事を言っている。
 またそれだけでなく、一部開発内部を知っている人間のコメントを憶測して拡大解釈したコメントが書かれていた。
 では、その先が読めるというシナリオ展開は本当に最悪のシナリオなのだろうか?
 そして開発内部で起きていた事情の予測とできあがったものの間にある相関関係が、プレイしている人達に何を与えるのか?
 この二つの疑問に対し、今から私は2つの仮説を立ててみたい。
 この2つの仮説は、一方は実に大人の視点であり、一方はその大人の視点をさらに上から解釈した視点である。
 まず一つ目。
 今回のドラクエ9のシナリオは、前述したようによく言えばこなれたシナリオであり、悪く言えば実にベタなシナリオである。
 もちろん私は最後までプレイしていないが、展開上のシナリオを予測する事はそう難しい事ではないと思っているため、その確信に基づいている。
 実は、このこなれたシナリオ(一方でベタなシナリオ)というのは、シナリオを体験する側の受け取り方で考え方が一変する。
 たとえば、いろんな物語を知っている大人からすれば、今回のシナリオは多分つまらないシナリオになるだろう。展開の予測が付くという事は、それだけ驚きと感動が薄いことを意味する。
 では、あまり他の物語やシナリオをしらない子供が体験したとしたらどうだろうか?
 子供の視点で見ると、おそらくわかりやすく、かつ感動に満ちたシナリオになるかもしれない。
 つまり、今回のドラクエ9のシナリオは、パターンの美学を取り込んだ理解しやすい内容だったのではないかと言える。
 もしそうなら、ドラクエ9のシナリオがつまらないと感じる人が多くなるのも頷ける。
 何しろ、ドラクエという作品は歴史が20年以上もあり、初代が出た当時に小学生だった人、つまり30歳過ぎの人がプレイしている人口がかなり多くなるからだ。
 しかし、これを今の小学生にプレイさせたなら、おそらく30歳過ぎのそういう人達から比較して面白いとコメントする可能性が高い。自分が今までため込んだ経験値との比較なのだから、当たり前の事である。
 水戸黄門というTBSドラマがあるが、あれは毎回印籠を出して善人が悪人を懲らしめて終わる。もう毎回同じパターンで幕を引くため、見ていてもその先が簡単に読めてしまう。
 しかし、この水戸黄門はそれでも視聴率が悪くならない(ここ最近の水戸黄門はどうかしらないが…)。
 何故か?
 これはパターンの美学というもので、パターンとはありふれた結果を導く道筋だが、そこに人々の安心が潜在的に眠っている。
 このパターンの美学を否定できる人は少ない。たとえば古典演劇などは、誰もがその結論を知っていても舞台は公演されるからだ。
 今回のドラクエ9は、理解しやすい内容とパターンの美学を内包したシナリオなのではないかと思われる。
 だからこそ、一部の人たちからは最悪と評される内容なのではないかと思われる。
 で、もう一つ。
 今度はシナリオなのではなく、内部的問題の部分である。
 ドラクエ9は、問題がなければ1年以上も前に発売されていたハズのタイトルである。当初、2007年発売としていた発売日を2008年と変更し、その後2008年発売から2009年3月28日と発売日を変更、そこからさらに発売日を変更して2009年7月11日に発売した。
 公式発表だけを鵜呑みにした解釈をすれば、相当に開発が難航した…という事になるが、実の所、いろいろな制作サイドの言葉をとりまとめてみると公式見解では推し量ることの出来ない事情が見えてくる。
 2007年2月の段階で、作曲家のすぎやまこういち氏のコンサートの際のインタビューで「今年の仕事でいえば『ドラゴンクエストIX』の作曲がメインになる。これを頑張る」と発言している。
 つまり、2006年に2007年中発売と発表していたハズなのに、音楽はその2007年の2月の段階でまだ制作に入っていない事がわかる。
 つまり、シナリオ関係のメインコンセプトのブレの修正がこの時期でようやく見えてきたと見える。
 さらに言うと、2007年8月9日に同じくすぎやまこういち氏はスギヤマ工房のクラシックコンサートを行っているが、その時のインタビューでも音楽は制作中とコメントしている。つまり、この段階でまだ音楽が完成していない事を意味する。
 いくら大作でも2月に制作開始した音楽が8月の段階でまだ制作中というのは長いのではないか…まぁ、妥当と思える人もいるかもしれないが、半年かかっているという事実は間違いない話なのである。
 音楽以外でも同じだ。
 今回のドラクエ9の開発会社は、あのLEVEL5である。
 ではLEVEL5は、この2006年から2009年までの間に、どんなタイトルを発売してきただろうか?
 PS3で期待された白騎士物語、DSで大々的に開発していたレイトン教授シリーズ、他にも探せばいろいろ出てくる。
 特に白騎士物語とレイトン教授シリーズは、その開発の為の戦力はかなりのものを投入しているハズだ。
 そう、ドラクエを開発している場合ではなかった可能性がある。
 なぜそうなったかというと、やはりハンドリングする側がハッキリした姿勢を示せなかったのではないか?という事だ。
 明確な作業指示が飛んでこない事には、開発現場は動くに動けない。
 だからLEVEL5側の開発は、自社ソフトに注力した…そんな可能性が否定できないと思われる。
 正直、LEVEL5はドラクエ9を作らなくてももう生きていける開発会社だ。
 権利を全部主張できる自社ソフトで勝負したいところもあるだろう。
 こうした開発リソースの割り振りミスが、開発をより難航させた可能性が非常に高いと私は見ている。
 これらはすべてハンドリング側の問題である。
 意地悪な見方をするならば、3月28日発売予定から7月11日発売に変更した理由も、結局は開発が単純に間に合わなかったから…という可能性も見えてくる。
 もちろんこの仮説に対しての反論も私自身の中にもある。
 ドラクエ9はスクウェアエニックスの株価に影響を与える作品である。
 つまり、失敗は許されない。
 大きな失敗に繋がらなくても、小さな失敗での損失がとんでもない額に発展する事も多々ある。
 それだけに慎重にならざるを得ない…という事を考えると、より安全を見た…という言い方もできる。
 どちらが正しいかは分からないが、株価に影響を与えるソフトである事は間違いのない事実であり、それを巡っていろんな考え方が出来るのも事実である。
 以上、この二つの仮説はあくまでも私がネット上から知る事のできる情報から予測した事に過ぎない。
 正しいワケがないのだが、全く外れているとも言えない仮説だと思う。
 特にシナリオがらみは受け取り側の考え一つで見え方そのものが違ってくる。
 私は良心的な捉え方をしただけかもしれないが、年齢関係なく展開しなければならない場合、その方向性を低年齢向きにする事はよくある事である。
 開発がらみの問題に関しても、もっとドロドロとした内情があるのかもしれない。
 ただ、その内情は結果的にプレイする人たちからすれば全く関係のない話だ。
 それによってプレイ内容がつまらないものになる…という実被害が出てしまえば、おそらく評価がそれに付いていく。そして次作はより売れなくなる。
 大作が大作で居続けるには、もちろんそれなりの理由と事情がなければならない。
 いろいろな憶測が飛び交う中で、それでも結果的に評価されるのなら、それは内容はちゃんとある一定の評価を得られたという事になる。
 その評価が、どの年齢層の人達がした事なのか?
 次作に繋がる問題は、その一点に集約されるのである。
 最後に。
 違法な話だが、マジコン関係の話をしておこう。
 現在、各種マジコンでコピープレイが出来ているようだが、マジコン対策の為のバイナリ変更箇所は最大で3カ所、少ないマジコンで1カ所のようである。
 それでクリアできているらしい書き込みもあるようだ。
 ただ、Wi-Fi接続はどうなのかは分からない。
 今回のドラクエ9のように最近はWi-Fiによって追加データをダウンロードできたりするタイプのものは、そこでアシがつく事も十分ある。
 バイナリ変更をパッチで実現するパッチにウィルスが仕込まれていたような書き込みもある事から、バイナリとかパッチとかよく分からない…という人は素直に正規品を買った方がいいだろう。
 R4やDSTTやM3などが簡単に手に入ってしまった時期もあり、NDS関係はプログラムや解析に詳しくない人までもがそうしたツールを手にしている。
 当然、被害額はハンパな金額ではないワケで、そういう対策はどこに仕掛けられているかわからない。
 一カ所回避ポイントがあったからといって、もうないとは言えない。
 危ないと思う前に、真っ当な道に進んでもらいたいところである。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

Share
アバター画像

武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

You may also like...

4 Responses

  1. ruser より:

    私はやってませんが、姉はシナリオが微妙だとか言ってました。
    ゲームが普及していわゆる王道が出尽した後、新しい要素を取り入れた作品が溢れた時期がありましたっけ。アイディアが枯渇した後は3Dに傾倒したりしてどうにか他と差別化しようとしてましたね。
    そう言った作品が大量に出回った結果、ユーザーは刺激に慣れてしまって、更なる刺激を求める様になっているのだと思います。
    今回のドラクエの分かり易くて王道のシナリオはそう言った長年ゲームをやってきた人程真新しさが無く飽きやすいと感じるのではないかと。
    ただ、私は今回のドラクエの方向性は間違って無いと思ってます。
    大きな理由は2つで、
    ・対象年齢を低目に設定したため。
    ・協力プレイを重視して、その分シナリオを分り易くしたため。
    もちろん憶測ですが。
    PCでの多くのMMORPGはシナリオと呼べるものが無いにも関わらず、年単位でプレイする人が多いのはやはりコミュニケーションが楽しいからだと思います。多分、ドラクエ9が目指したのもそんなプレイ形態を考えてではないかと。
    その意味では未完成と言えるのかもしれませんね。

  2. 武上 より:

    私は随分とドラクエ9を擁護した内容を書いたかもしれません。
    実際の所は、多分シナリオ的に既にドラクエという格を持ち得ていない作品といえるかもしれません。
    どんなに王道であっても、人を引き込む事ができなければ王者の風格は失われてしまいます。
    そういう意味で、ドラクエ9のシナリオは格に見合っていないのかもしれません。
    また、1年間を通して配信される配信クエストには過去のボスなどを討伐するような内容のものがあるそうで、今回から新たに導入された宝の地図などの配信クエストと合わせ、主眼をそちらに置いているのではないかと思います。
    ただ、コマンド選択式のシステムでどこまでの面白さを提供できるのか…
    アクションの強い作品と違って、このあたりが難しいのではないかと思います。

  3. うんこ より:

    高卒臭い駄文だぬ

  4. 武上 より:

    正直な感想、ありがとう。
    どういう内容であれ、反応いただけた事は感謝します。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


コメントは承認待ちです。表示されるまでしばらく時間がかかるかもしれません。

Desktop Version | Switch To Mobile Version