5月6日の事になる。
Adobe Systems(以下Adobeと略)がWebページ向けグラフィックスツール“Adobe Fireworks”の開発終了を発表した。
Fireworksは元々Macromediaという会社のソフトウェアで、Adobe製品でいうならばPhotoshopの一部機能とIllustratorの一部機能を融合し、そこにWeb独自の機能を足したような製品だった。
個人的には未だに使えるツールの一つと思っていて、Adobeに買収される前のFireworks MXを使用したりしているのだが、買収後の新シリーズはここで開発が終了し、6月に予定されているAdobeのCreative製品のアップデートにFireworksが含まれない事となった。
Adobeの6月予定のCreative製品のアップデートというのは、いよいよ始まる“Adobe Creative Cloud”への移行であり、従来のパッケージ製品提供から配信によるサブスクリプション(定額制)での提供が始まる移行である。
現行の“Creative Suite”製品のサポートとしてバグ修正などは行われるものの、次製品である“Creative Suite 7”の発売は行われないというから、Adobeの製品提供大改革になる事は間違いない。
何よりこの大改革で、完全にサブスクリプション制(月額制)へと移行する構えをAdobeが見せたという事がポイントである。
サブスクリプション制のメリットは、常に最新版の機能を使え、複数の端末で同期しながら作業できるという点に尽きるわけだが、Adobeはこの“常に最新版の機能を使える”という側面に対し、今後の新機能提供に関して随時対応するとしている。つまりこれは、従来のように新機能を得るのに18~24ヶ月待ってパッケージ発売を購入しなくても済む、という事でもあり、プロのデザイナーとしてはある意味ありがたい話でもあると言える。
ただ、同時に個人認証の為にネットワークに接続できる環境が必須という可能性もある。もしネットワークに接続できる環境にない場合はそのあたりがどうなるのか“Creative Cloud”のルーリングが気になるところである。


最近のコメント