私が所有するKSR110改めKSR125(ボアアップ済)は、国内販売最終モデルだった。
その後、KSR110はタイ生産が継続され、逆輸入という形で日本国内にも出回っていた。
なぜ国内販売になっていないのかというと、排ガス規制からキャブレター採用を取りやめたから。フューエルインジェクションモデルだったなら、そのまま販売は継続していたかもしれないが、結局KSRは今以てキャブレター採用モデルしか存在しない。
結局は中身が同じだった2010年以降
国内販売がなくなったKSRは、タイで新型が発表され発売されたが、中身はほぼ国内版と同じだった。違うのは、スタイリング(つまり外装部品)、ホイールのキャスト化、左スイッチのプッシュキャンセル化ぐらいのもので、基本的には2009年式と同じであった。
私自身、独自にMC28の左スイッチを付け、アルミホイールを入れていた事もあって、2010年以降のモデルは「外装が今風になったなぁ」と思う程度で、特に魅力的なモデルではなかった。

もちろん、細かいところでの設計変更はなされていたとは思う。しかし劇的な変化はないし、新型という意識がしなかったのである。
しかも原付二種という分類は廃れ気味で新型車の投入もあまりなく、分類そのもの…いや、バイクというものそのものがどこか終息して行っているような、そんな感じすら受けていた。
2014年式、MT化して登場
そんな中、突然現れたのがHONDA GROMである。
125cc(正確には124cc)の原付二種分類の小型バイクで、フューエルインジェクション装備、元気よく走る新型車である。
KSRと違い、常時嚙合式4速リターンのトランスミッションを持ち、とにかく楽しく乗る事を主眼に置いた新型が登場し、しかもFI化されている事から国内販売された事で、人気に火が付いた。納車待ちができるぐらいの人気だというから、ここ久しく国内でこれだけ売れたバイクも珍しいのではないかと思う。
そうなれば、カワサキとしても「ひょっとしたら原付二種って今売れるかも…?」と思ったのだろうか、GROMに対抗したような仕様で、2014年式を発表した。その車名も『KSR PRO』とし、なんと自動遠心式だったミッションをMT化しての投入である。



最近のコメント