NECから興味深いPCディスプレイが登場する。IPS方式でありながらリフレッシュレート120Hzという。
4Kで60Hz対応
まず基本的な話から。
あくまでもこの新製品は4K対応ディスプレイであり、解像度は3840×2160ドットである。ただ、そのリフレッシュレートは60Hzに対応し、採用しているパネルはSHARPのIGZO IPSタイプパネルである。
また、色域はAdobe RGBの99.2%をカバーし、応答時間は10ms(Gray to Gray)、コントラスト比は1000:1、輝度は350cd/m2、視野角は176°/176°である。
また、内部で14ビット3D内部プログラマブルルックアップテーブルを持ち、最適な色をパネル上に表示できるようにしている。
製品群としてはプロフェッショナル製品に属し、ハードウェアキャリプレーションにも対応し、バックライトの調光にPWMを使用している。
インターフェースとしてDisplayPor 1.2を2ポート、HDMIを4ポート、DVI-D Dual-linkを2ポート、USB 3.0を2ポート搭載する。
ここまでの情報でいけば、ハイエンドの高級モニターである事はスペックから読み取れる。
だが、この製品の面白い部分はこのスペックの中にあるのではなく、このスペックだからこそ可能になった、ワンランク下の解像度下における性能である。
それがフルHD時にリフレッシュレート120Hzという機能である。
得手不得手がある
液晶パネルにはいくつかの方式が存在する。
よく耳にする言葉として、TNパネル、VAパネル、IPSパネル…なんて言葉がある。
これらは液晶パネルにおいて、光を透過させる際の方式の違いを表していて、それぞれ長所もあれば短所もある。
一般的に、リフレッシュレートに優れる反面、視野角に問題があるのがTNパネルであり、高コントラストかつそこそこのリフレッシュレートを持つVAパネル、広い視野角とコントラストを持つがリフレッシュレートに問題があるのがIPSパネル…と言われている。
もちろん、最近のパネルはどの方式であってもそこそここれらの問題を克服できているものばかりだが、やはりどうしても不得意な部分は他方式を超える事は出来ず、それがパネル性能差となって価格等に反映されている。
一般的に複数人で見ることの多いテレビなどの製品では、IPSパネルが使われる事が多い。何故なら広い視野角を持つ為、横から見ても色変化が少ないからだ。
また、今は少なくなったかも知れないが、高いコントラストを得られるVA方式もテレビなどに向いている。VAパネルはIPSほどではないが広い視野角もあるし、IPSよりもリフレッシュレートを得やすいという特徴もある。
一人で使う事が多い場合は、視野角の広さを必要としないため、リフレッシュレートを稼ぎやすいTNパネルが重宝する。価格が安いのも魅力である。



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