予想できなくはない展開だが…。
Switchとモバイルの関係
任天堂は3月に“Nintendo Switch”を発売した。
3月の中頃の話で既に150万台を販売したという話もあり、その初週動向はWii Uの2倍だったという話もある。
そう考えれば、現時点ではまんざら失敗に終わるような個体ではなかったのかもしれないが、最終的にこれが半年経った時に何台売れたのか? という所が今度は焦点になる。
最初の動きが良いから最後まで良いという話とは異なるので、Nintendo Switchはまだまだ試されていると言ってもいいのではないかと私は思っている。
このNintendo Switchを見て、私が最初に思ったのは「3DSはもういらないじゃん」という事であった。
もともとハードウェアスペックから考えてもスマホやタブレットの性能とあまり変わらないのだから、イマドキの携帯機と変わらないスペックと言ってしまえばそれまでな設計である。
であるなら、3DSの後継機とWii Uの後継機一つになってNintendo Switchなのかな、と考えれば、リソースの一本化という意味で開発費の削減にはなるかも知れない、と思ったのである。
だが、どうもこの私の予測は別の意味で裏切られ、別の側面で当たってしまうような流れになってきた。
3DSの後継機
というのは、今にわかに話題になっているのが、3DSの後継機の話。
Buzzap!編集部に業界関係者の読者からタレコミがあり、それによると『任天堂は現在、「ニンテンドースイッチの携帯版」とも呼べる携帯ゲーム機を開発している』らしい。
Buzzap!
http://buzzap.jp/news/20170407-nintendo-3ds-switch-mobile/
つまり、ちょっとサイズが大きいとはいえ、現時点でもモバイルできるNintendo Switchをさらに廉価させ、3DSの後継機として新型を発売する、というのである。
同じソフトが利用できるため、開発側からすればリソースを一本化できるメリットがあるのはわかるが、もしこの3DSの後継機を発売してしまったら、今度はNintendo Switchが売れなくなる…そんな気がしてならない。
つまり、任天堂からすれば、Wii Uで獲得したユーザーを3DSのユーザーと統合化し、最終的には顧客数を減らすという事と同義になるわけである。
もちろん、開発側の負担が減るわけだから、企業としてはそこにプラス面とマイナス面が出てきて、最終的にそれらが相殺した結果がプラスになっていれば良いのかも知れないが、ユーザー側からすると、結構微妙な話になってしまうのではないかと思う。
ま、現時点ではまだタレコミの噂みたいなものだが、時期的に3DSの後継機がそろそろ話題になっても不思議ではない時期である。
近いうちに、また任天堂から新たな発信があるかもしれない。
期待して待つことにしよう。