(function() {function signalGooglefcPresent() {if (!window.frames['googlefcPresent']) {if (document.body) {const iframe = document.createElement('iframe'); iframe.style = 'width: 0; height: 0; border: none; z-index: -1000; left: -1000px; top: -1000px;'; iframe.style.display = 'none'; iframe.name = 'googlefcPresent'; document.body.appendChild(iframe);} else {setTimeout(signalGooglefcPresent, 0);}}}signalGooglefcPresent();})();

Daily Archive: 9月 4, 2017

HDR10+という規格

なかなか普及しないHDR10にテコ入れ。

HDR10規格にプラス要素

パナソニック、サムスン、20世紀フォックスが共同で「HDR10+」を発表した。
既にHDR10はUltra Blu-ray、Netflix、Amazonビデオなどにも採用されているが、今回のHDR+はそれにプラス要素を加えたものである。
唯でさえ普及していないHDR10規格に、さらにプラス要素を加えたとしたら、また混乱が生じて普及しなくなるのでは? と思われるかも知れないが、今回のHDR+規格は、HDR10対応機器では通常通りHDR10として、HDR10+対応機器ではシステムの能力を100%引き出して、低価格ディスプレイに対して効果的であるという規格になっているという。
おそらくこの意味を理解するには、そもそもHDR10という規格がどのような規格なのかという事を理解しないと、よく分からないと言える。
その辺りを振り返ってHDR10+という規格がどんな規格なのかを見てみる。

HDR10

そもそも、HDR対応コンテンツには最大1万nitsまでの明るさがそれぞれ絶対値で記録されている。しかし実際のディスプレイのほとんどは1万nitsもの明るさを再現する事はできず、プレミアムディスプレイと言われるモデルであっても2,000nits程度までしか明るさの再現はできない。注意しなければならないのは、2,000nitsでもとんでもない高性能ディスプレイであるという事。
では何故HDR対応コンテンツは最大1万nitsまでの明るさ情報と規定しているのか? というと、それが人間の眼が感じる輝度範囲だからである。HDR対応コンテンツは、この人間の知覚範囲を基準にしている。
では、実際表現できない状況をどのようにコントロールしているかというと、搭載するディスプレイの能力を考慮しながら、白飛びに至るまでの飽和特性を調整して対応している。必ずしも規格化されているわけではないが、HDR10では大凡1,000nits程度までおさめることが望ましいというガイドラインが存在していて、コンテンツ内に1,000~3,000nits程度までの輝度情報を組み込んでいるケースが多い。
つまり、ハイエンドなディスプレイに何とか1,000~3,000nitsの輝度情報をたたみ込んで表示させているというのが現状。だから、プレミアムディスプレイでないとHDR10対応にならないのである。
これがHDR10対応製品が普及しない最大の理由である。

ではHDR10+ではそれをどうやって低価格ディスプレイでも対応させるのか?
これは扱う輝度情報を内包するメタ情報「MaxCELL」を固定値とするのではなく、動的に切り替えていき、シーン毎に正しい輝度範囲情報を入力してやる事で、ディスプレイのバックライト制御をしやすいようにするのである。
全体的に暗くなるシーンではバックライトを絞り込み、より明確な階調表現を実現できるようにし、明るいシーンでは予め定められているシーン全体の輝度情報からコントラスト調整が必要かどうかを判断し、必要ならば特性カーブ値で制御し、不要ならリニアに表示させるといった手法である。
これによって、輝度情報の最大値でプレミアムディスプレイとの差は生まれるものの、低価格ディスプレイでも階調表現が豊かなシーンを再現できる事になり、より多くのパネルでHDR表現が可能になる、というわけである。

Continue reading…

Desktop Version | Switch To Mobile Version