何かもう、ほとんど離れてしまってた。
それでも忘れていない
アイマス(THE IDOLM@STER)の話をする事自体、かなり久々な感じで、最近はほぼ離れてしまっていた感じがあるのだが、一応情報だけは追いかけていた。
もともと、PS3のアイマス2から入り、その後スマホでシンデレラガールズへと手を広げ(但しスターライトステージのみ)、その後ミリオンライブへと向かうものの、こちらはすぐに撤退、その後、新作として出たシャイニーカラーズをプレイしようかと思ったが、結局iPhoneXでのプレイを諦めた事で全く手を出していないというのが、今の私のアイマスとの絡みになる。
PS4版もプラチナステージをちょっとだけプレイしただけで、その後に発売されたステラステージは購入すらしていない。
随分と冷めたなぁ…と自分でも思うが、一応未だにデレステ(シンデレラガールズスターライトステージ)のみ、毎日ログインだけはしているという、見事な中途半端っぷりである。
ただ、私的にアイマスに興味がなくなった、というわけではない。
アイマスというコンテンツの凄さというのは、記号化されたキャラクターを各タイトルで入れ替えただけ、ともとれるような感じがするにも関わらず、それでもキャラクターに魅力を持たせているというところにある。
プロデューサーの力の入れ方というか、巧さというか、そういうものを常に感じるコンテンツだな、と未だに思っている。
シャニマス
で、問題のシャイニーカラーズである。
一応、プレイしようかと思っていたのだが、個人的にインターフェースがダメでプレイする事なく放置している。
iPhoneXでプレイしようと最初は準備までしたのだが、どうにも画面の小ささというか、そういう問題からプレイを諦めた。
デレステも決してプレイしやすいとは言わないが、コチラは音ゲーなので結果操作に問題はない。しかし、シャニマス(シャイニーカラーズ)はそういうワケにはいかないゲームシステムなので、諦めたのである。
ところが、ここに来てシャニマスの環境が大きく変化する事となった。
本日より、スマホアプリ版&PCブラウザ版が公開となり、スマホブラウザ以外でもプレイできるようになったのである。
一番の朗報はPCブラウザ対応という事だろうか。シャニマスはそのシステムが結構コンシューマ版アイマスのようなシステムに近いため、プレイするにはじっくりと腰を据えてプレイしたいと思わせるところがある(ように思っている)。
なのでPCでのプレイが可能になるというのは大きな変化である。
また、スマホアプリ版が登場した事で、スマホブラウザとは違う専用のインターフェースを持つ事で操作感が向上する事は間違いない。
正直、シャニマスがスマホのみの展開と聞いた時は、シャニマスは音ゲーでも良かったのに…とすら思った程である。
どうも私はスマホで普通にガッツリ遊ぶ事はできないのかもしれない。
何はともあれ、スマホアプリ版&PCブラウザ版の登場で、シャニマスのプレイ環境は大きく改善される事になるだろう。
時間を奪い合うという事
だが、こうした環境改善が行われた事で、私がシャニマスをプレイするかといえば、結構微妙な話だと思っている。
最近よく思うのは、あらゆるものが時間の奪い合いをしている、という事である。
自分の今と昔の行動の違いを比較してみるとわかると思うが、自分が一日の間に何をしているかという事を考えた時、昔ではやらなかった事を今はやっていたりして、結局ゲームに費やす時間が大きく変わってきている事に気がつく。
一日は24時間、という誰でも知っているその時間の縛りの中で、活動がそれぞれ限りある時間を奪い合っているのである。
昔は単純にゲームにどっかりと大きな時間を採る事が出来ていたにも拘わらず、今はそれだけの時間を採る事ができないので、自ずとその中でプレイするゲームを絞り込む事になる。
しかも昔は動画サイトで動画を観たりする時間もそんなになかったが、今はその環境が当たり前にあるので、動画をちょっと観てしまったりすると、そこでガッツリ時間を採られ、結果その奪われた時間でゲームの時間が短くなる。
行動や活動の選択肢は昔より格段に増えているが、24時間という時間枠は限られているのだから、広がった選択肢を多く選択すると、それぞれの時間が短くなるのは言う迄も無い事である。
こういう事を考えると、現在のゲーム制作サイドの悩みは結構深刻なものだな、と以前ゲーム開発に携わっていた者として思う事がある。
昔はゲームという娯楽に資金と時間を投入していた人が、今では別の娯楽に資金だけでなく時間も投じているのだから、ライバルのゲームタイトル以外にも争わなくてはならない対象がたくさんあるわけである。しかも、その増えたライバルはお手軽なものが多いので、じっくりプレイしなければならないゲームタイトルだと、そもそも始める時のハードルの高さが違ってくる。このハードルを少しでも下げる為にスマホゲームを選択するという開発会社が多いのもうなずける話である。
私自身が考えること
こうした、できる事ややりたい事の選択肢の広がりは、現代のテクノロジーと環境が可能にした事だが、現代の日本人は結構周囲の動向に流されてそうした選択肢の広さを受け入れている人が多いように思う。
みんながSNSをやっているから自分も参加する、みんながスマホゲームをプレイしているから自分もプレイする…自分の周辺情報が簡単に連携し、繋がっていく事で、そうした情報に流されてしまっている人があまりにも多いように思う。
もちろん、それが悪いと言っているのではなく、それらはあくまでも自分の行動の選択肢の一つぐらいに考えておかねばならないのに、いつの間にかマストになってしまってはいないだろうか?
私はTwitterのアカウントも持っているし、活用もしていると思うが、そのツイート数は決して多くはない。本Blogの投稿が連動しているので、毎日最低でも一つのツイートは増えているが、それらはあくまでも本Blogの冒頭部分が上がるだけで、特別にツイートしているわけではない。
また、Twitterの情報も常に追いかけているわけではない。必要な時に調べたい単語を検索できればいい、ぐらいにしか考えていない。
このような使い方をしているのは、常に情報を追いかけていなければならない、というような強迫観念めいたものをTwitterから感じる時があるからであるし、自らのつぶやきは自らの欲求にしたがって行っているだけだからである。
もちろん、SNSの利用を積極的に行うという事を自分の時間の使い方だと主張する事があっても良いとは思う。それらはあくまでも自身の自由だし判断の結果である。
ただ、この自身の自由と判断を自分の意思で行っているのかどうか、という所を自らの意思でハッキリと認識した方がいい、と私は思っている。
案外、SNSをキッパリやめる事で、自分の本当の自由な時間を得られる、なんて事があるかもしれない。いや、多分時間の使い方という側面で見れば、大きな空き時間が生まれるように思う。
ゲームで遊びたいけど時間が…と思う人は、今一度自分の娯楽に使える時間の枠の中を確認してみるといい。
SNSに費やす時間も娯楽の時間の中に含まれるハズだし、動画を観る時間も娯楽の時間に含まれるものだから、ゲーム以外のものにどれだけ時間を使っているかをハッキリさせると、何故ゲームの時間が採れないのかという事が見えてくると思う。
私のその結果、アイマスについやす時間が減ったという事がここ最近明確に見えてきた。
プレイできる環境が良くなったが、それでもプレイするかどうかが微妙だという理由はそこにある。
結局は有限のものの取り合いの結果なのである。