5年半で達成。
1億台のコンシューマ機
PlayStation4の全世界の販売台数が1億台に達した。
2013年11月15日から発売を開始し、この記録になったのが2019年6月30日の事なので、約5年半で1億台に到達したと言えそうである。
今まで1億台の大台に乗ったコンシューマ機は多分ないので、世界初の偉業と言える。
この販売台数は、私の予想ではPS4 Proも含めたプラットフォームとしての販売台数と思われるため、今までの単一スペックによる製品の販売台数と同列に並べてよいものかは微妙なところではあるが、どちらにしても相当数が普及しているのは間違いない話である。5年半での結果という事を考えると、PS4の内部スペックはもう5年以上前のものという事になるわけで、時期的には確かにPS5(仮)の話が出てきても不思議はない時期なのかもしれないが、PS3の頃から考えるとこの新製品までの感覚は5年から7~8年へと伸びているので、やはりPS5(仮)の発売は2020年くらいになるという読みはある程度間違っていないのだろう。
ダウンロード販売
Sonyの報告によると、ソフトの売上においてはダウンロード版の購入者は既に50%を超えているのだという。
私も全てのPS4タイトルはダウンロード版を購入しているが、それはいちいちゲーム起動させるのにメディアを入れなきゃならにいのが面倒だから。最初の仕様がそうなっていたので今でもそうだと思うが、中身のデータは内蔵ストレージにほとんど入れるのに、起動時だけメディアが必要になるというめんどくささがダウンロード販売一択を私に選ばせた最大の理由である。
まぁ…イマドキは購入履歴等含めてSony側のデータに残しておいて、別プラットフォーム(たとえばPS5)が来たときにそちらにスムーズに移行できる方が良いという判断もできる事から、ダウンロード版の方が扱いが楽という考え方もある。
ただ、ダウンロード版の最大の弱点は、セールがこないと安売りにならないという事。物理メディアのパッケージ版は店舗側が売れないと判断した時、即座に安売りによってワゴンなどに投入されるが、ダウンロード版はそもそもそういった事がない。
価格的にどっちがメリットかといえばパッケージ版の方がメリットが多いのだが、扱いの一点で私はダウンロード版にしている。
おそらく、同じように考えている人もいるのではないかと思う。
x86ベース
個人的に、コンシューマ機の存在は非常に微妙な立ち位置に来ていると思っている。
最大の理由は、コンシューマ機であるPlayStationシリーズとXboxシリーズが、ともにx86ベースの製品になっているというところにある。
要するに、PCと同じようなハードウェア構成で成り立っているという事で、走っているOSだけが違うというような状況にあるという事である。
もちろん、厳密に言えばハードウェアも異なる。特にGPUまわりの設計はPCのAPUとは異なる作りになっているので、全く同じとは言えないが、それでもプログラムコードの大枠はx86コードで組まれているので、クロス開発が楽な状況にある。
あまりにも似すぎていて、これならPCに集約してしまっても変わらないのでは? と思う時がある。特に私はPCでは結構なハイスペックを追い求めているところがあるので、ハードウェア性能だけでいえば現PlayStation環境よりずっとリッチな状況にある。
そこでもって両方のプラットフォームを維持する理由があるのか? という事になる。
もちろん、発売されるタイトルが全て同じという事はないので、特定のタイトルをプレイしたいが故にハードウェアを所有する、という事もあり得るわけだが、最近はPS4/Xbox One/PCの3プラットフォームで発売されるタイトルが非常に多いので、複数のプラットフォームを維持する意味がかなり薄れている。
このあたりをサクッと整理できる状況になると、かなり金銭的に楽になる人がたくさん出てきそうな気もするのだが…今の所解決の方向には行かないだろう。
とりあえず一億台の大台には乗った。
次期PS5(仮)は底まで乗るのかは微妙になってくるが、専用機でなければならないという底時からを見せてくる機種になってくれる事を期待しよう。