抽選販売のまま、新しい型番が登場。
マイナーチェンジ
以前、当Blogで記事にした事があるが、PlayStation5の新しい型番の製品が出回りはじめたようである。
以前の記事でもリビジョンアップしたのはデジタルエディションで、型番が「CFI-1100B」になっている製品という事を書いたのだが、そのとおりの製品が出回りはじめたようである。
しかも、今度は通常版も「CFI-1100A」としてラインナップされているようで、いよいよマイナーチェンジ版が今後の主流になるような流れである。
この新型が確たる情報だと言えるのは、もう公式サイトの情報でもわかっている。
PlayStation公式 PlayStationサポート取扱い説明書
https://www.playstation.com/ja-jp/support/hardware/manuals/
上記公式サイトのPS5のセーフティガイドやクイックスタートガイドを見てみると、旧型番のものと新型番のもののマニュアルの情報が並んでいる。
つまり、もう公式も新型が登場しているという事を公言しているのである。
変更点も前情報とほとんど同じで、ベースの取付位置が変更になっているのと、ベースそのものも変更が入っているという事、そして取り付ける為のボルトも変更になっている。
また本体重量も300g軽くなっているというところも同じである。
公式で新型が登場した事を明確にしたワケだが、実際にはこの新旧2モデルの違い以外にも、使用するパーツが異なる製品が出回っている可能性は高い。
初期型では、搭載する内蔵ファンにもいくつかのパターンが存在していた事が確認されているので、実際の違いがどれだけに派生するのかは定かではない。
再設計版
そしてもう一つ忘れて鳴らないのは、2022年にはPS5の再設計版が登場するかもしれないという噂があるという事である。
この話も当Blogで以前記事にしているが、PS5のSoCを7nm製造プロセスから6nm製造プロセスへと移行し、より安価にSoCの製造が出来る体制に移行するようだ。
おそらく性能などに変化はなく、パフォーマンスの向上もないだろうが、とにかくコストは下がるだろう事が予想される。ただ、これは逆ざやだったPS5をより収益性の高いモデルにするという目的が主であり、ユーザーにコスト的恩恵があるのかどうかはわからない。わからないが、少なくとも製造コストは下がるだろうから、ひょっとしたら価格改定もあり得るのかも知れない。
個人的には、より小さな筐体を目指して欲しいところである。
今のPS5はとにかく大きすぎるので、置き場所に困るという人も多いのではないかと思う。せめて今のPS4ぐらいの大きさにならないかと私は思っているのだが、小さくなる事はないのだろうか?
どちらにしても、未だ抽選販売という状態でありながら、次の再設計版の話が出ているというのも、オカシな話である。
それよりもソフト…
こうしたPS5のハード的な話は別に大きな問題ではない。
今国内ではもっと大きな問題として、PS5のソフトに魅力的なタイトルが少ないという事の方が余程大きな問題ではないかと思えてならない。
本体が思った程普及していないのだから、サードパーティとしてはソフトを発売する旨味がないというのがホンネだろうが、今の状況のままだと悪循環にしかならない。
ここは魅力的な国内大型タイトルがドンと出てこないと、国内プラットフォームは息を吹き返さない。
そう考えると、今のPS5のタイトルは海外タイトルがほとんどを占めており、国内タイトルが実に少ない状況と言える。
既に日本市場はその程度のモノ…という事が、このソフトラインナップでわかってしまうレベルである。
ま、売上げを見れば、日本市場にはもうあまり旨味はないのかもしれない。
この状況で、果たして日本市場においてPS5は成功する事ができるのだろうか?
供給体制が整ったとして、あまり状況が変わらないのではないか? という気がしてならない。
個人的にはとても残念な予測である。