メインPC入れ替えを考える中で、ふと思った事がある。
通常用途と分けるという方法
メインPCの入れ替えを検討しているという話は以前からずっとしている事だが、GPUのとんでもない価格高騰からそれが頓挫している状況が続いている事もまた、当Blogで言い続けていることである。
その中で、何度か「通常利用するPC」を分ける話をしてきた。
つまり、性能的には低くはないものの、ゲーム性能が高くないPCをセカンドPCとして今導入し、それを通常利用するPCとして使用し、来るべき時にゲーミングPCを更新する、という算段で考えた話である。
その際、先行導入PCとして、Ryzen7 5700G搭載の小型機を12~13万円程度で導入する事を考えた事なども記事にしたりもしたのだが、改めて考えてみて、その選択肢以外にはないのか? という事を考えた。
本来であれば、高性能機1台で全てを賄ってしまえば、2台運用という狂った事など考えずに済むし、コスト的にもメリットがある。だが、通常運用PCとゲーミングPCを分ける事で、ゲーミングPCへのユーティリティ系ソフトウェア追加で発生する可能性のある不安定挙動を抑える事ができるし、場合によっては配信時の作業を分業できる仕組みの構築もできる。2台体制にはデメリットもあればメリットもある、という事である。
ただ、2台体制にするのであれば、もっと原点に回帰する話として、果たしてその「通常運用するPC」が、Windowsである必要があるのか? という事も視野に入れるべきではないか? と考えたのである。
Mac miniという選択肢
そこで浮上するのが、Mac miniである。
既にApple Silicon M1が搭載されたものが、前述のRyzen7 5700G搭載の小型機と同等価格で購入する事ができる状態にある。
MacBook Proを1年使った事で、大凡今のmacOSにも慣れてきた事もあるし、Macは最初から基本アプリケーションの大部分が標準で準備されている事もあったりと、使い勝手には申し分がない。
唯一、Windowsとのやり取りで困る事があるとすれば、文字化けする事がたまにあるという事と、Windows側にmacOS用のGUIに必要なファイルが作られてしまう、という事である。
これはWindows側から見ると、結構邪魔になる事が多い。
ただ、処理的にはApple Silicon M1はとてつもなく速いし、通常使用する上ではWindows機よりも効率良く処理できるだろうと考えられる。
従来はWindowsしか視野に入れていなかったが、よくよく考えればMac miniという選択肢もある事に気づいた事は、自分の中では一つの大きな変化かな、と思っている。
インターフェース
ただ、インターフェースの事を考えると、PCを2台に分けるというのはあまり得策ではない。
私はキーボードはREALFORCEを使っているので、もし2台体制にするようであれば、2台目もREALFORCEを使いたいところ。マウスだって同じロジクール MX Anywhereを使いたい。
これらを上手く切替える方法を考えねばならない。
最近はBluetooth接続などだと、複数デバイスを認識させて、切り替えボタンで切替える事ができたりもするが、有線USBだとそういう訳にもいかない。
モニタに、USB機器を切替える機能があるものならそれを使うという方法もあるが、そういった何かしらの切替えを考えねばならない。
しかも、単純に切替えられればそれでいい、と言う問題でもない。もしプラットフォームをWindows、Macと分けるなら、双方で動作するという事を確認しておかねばならないし、そういったデバイスを選定する必要がある。
通常使用するインターフェースは一般的なものなので、ほぼ問題はないだろう、と思っているが、インターフェースは使い勝手に直結する問題なので重要と私は考えている。
そういう意味では、2台体制は正直あまりよくはないのかもしれない。
結局、メインPCをどうするかは未だ最終結論を出せずにいる。
ただ、Windows11の使い勝手を多少かじると、案外macOSでもいいのかな、と思えてきたので、選択肢としてMac miniが出てきてしまった。
性能、価格申し分なしで、Windowsとの親和性のみが問題となる選択肢だが、この問題に溝を感じる事がないのであれば、Mac miniは非常に良い選択肢ではないかと改めて思った。
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