Radeon VII、ゲーム用途ではそろそろ型落ちが目立つようになるかも。
新超解像技術
AMDが以前に発表した新超解像技術である「Radeon Super Resolution」を搭載したドライバ「AMD Software Adrenalin Edition 22.3.1」がいよいよ公開となった。
この「Radeon Super Resolution」は、既にリリースされている「FidelityFX Super Resolution」をベースに開発された超解像技術で、実際の出力解像度より低い解像度でレンダリングした画像を、独自アルゴリズムでアップスケールして出力する事で、画質を維持したままフレームレートを向上させるという技術である。
今回の「Radeon Super Resolution」が注目すべきポイントは、ゲーム側の対応が不要だという事。
これは以前の「FidelityFX Super Resolution」や、NVIDIAの超解像技術「DLSS」はゲーム側の対応が必要だという事を考えれば、相当に画期的な事で、いきなり数千のタイトルで「Radeon Super Resolution」という超解像技術を利用する事ができる。
使い方もドライバの「Radeon Super Resolution」の項目を有効化して、ゲームの解像度を使用している液晶ディスプレイのネイティブ解像度と同じアスペクト比で、より低い解像度に設定するだけである。
例を挙げるなら、4K液晶ディスプレイを使用している場合だと、ゲームの解像度をWQHDやフルHDに設定するだけ。これで「Radeon Super Resolution」によって自動的に4Kにアップスケールされて表示される。
実際にゲーム処理されるデータ量を小さくした分、フレームレートは確かに上がるが、その分GPUがアップスケール処理を頑張るという仕組みなワケである。
見た目変わらず
実際より低い解像度で表示しているものを、GPUのパワーでアップスケールして表示していれば、当然気になるのは、その解像度の低下具合である。
写真の編集などの用途でコレをやれば、当然落ちる画質に気づくとは思うが、動きのあるゲーム画面では、おそらくほとんど気づかないのではないかと思う。
VRのHMDでも、中心の解像度はフルレートを使用するが、周辺解像度は画質を落として表示して全体の画像負荷を低くする技術が採用されていたりするので、人間の目をごまかせる部分はこうしたデータを軽くする技術で全体のパフォーマンス向上を図る技術というのは、他でもよく使われる例である。
「Radeon Super Resolution」は、そんな人間の目でごまかせる部分を最大限に利用して、動きのあるものはとにかくギリギリまで処理データを削ってパフォーマンスを稼ごうという技術である。
実際、4Kモニタでありながらこれを1080Pで利用すると、4Kだと108fpsしかフレームレートが上がらないにも拘わらず、「Radeon Super Resolution」だと255ffpsにまで上がったりする。これが1440pなら185fps、1800pなら139fpsと、画質の低下を気にするなら、4kを1080pという1/4サイズにせずとも、もう少し元解像度を上げてやればよい。それでも十分な効果が現れ、見た目ほぼ変わらずという状況を作る事ができるだろう。


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