Tagged: ケミカルレス

電子かゆみ止めペン

医療に携わる仕事をしているけど、コレを最近になって知った。

ケミカルフリーのかゆみ止め

今日、会社の同僚に「こんなの買っちゃいました」と、何やら変な形のペンみたいなものを紹介された。
曰く「電子かゆみ止めペン」なんだそうだ。
ケミカルフリーのすごいヤツかゆみ止めペン?
私は初めて聞く名称にまず疑問を持ったが、要するに電気で駆動するかゆみ止めの機械だという。
そう聞くと、やはり気になるのがその原理である。
どうやって電気器具でかゆみを止めるのだろうか?
話によると、金属を51℃まで熱し、それに振動を加えて患部に当てる事で、蚊に刺された部分のアレルギー反応を緩和させてかゆみが止まるのだという。
さらに詳しく言えば、蚊が刺した後の蚊の唾液によって皮膚が炎症を起こすのがかゆみの原因であり、この炎症は43℃以上の熱で内部のタンパク質が分解、炎症が治まっていくのだという。
なので、この電子かゆみ止めペンは、金属片を51℃まで熱し、それに振動を与える事で皮膚への熱ダメージを減らしつつ、その振動で炎症部への熱を拡散させていると考えられる。
使い方はこのペンを駆動させて数秒間患部に当てるだけ。それで刺された箇所の炎症反応が収まってきてかゆみが止まるらしい。
2019年くらいからSNS等で情報が出回っていたらしいのだが、私は全く知らなかった。

蚊だけでなく蜂や蟻も

この製品、類似品がいくつかあるのだが、「bite away」と言われるものや「Bite Helper」、「Bite Cure」と呼ばれるものがあるようで、価格もまちまちだが、それら全ては原理はほとんど同じようだ。
https://twitter.com/livinnovation/status/1412743243704504326
効果は蚊による虫刺されだけでなく、蜂や蟻に刺された場合でも効果があるようだが、毒性の違いで蛇や蜘蛛には効果がないらしい。…まぁ、蛇はどう考えても無理だろうと思うが。
価格的にも2019年には4,000円程度だったものが、今では2,000円を下回るぐらいで購入する事ができるぐらいになっているようだ。
これぐらいの価格でかゆみが止まるのなら、普通に虫刺されの薬を買うよりも良いのではないかと思えてくる。

Continue reading…

Desktop Version | Switch To Mobile Version