Tagged: 簡易水冷

PCから異音発生

最近、PCから異音が出るようになった。そろそろ冷却水不足か?

保証期間5年?

最近、メインPCから異音が発生するようになった。
ファンが回転する時の音と連動しているので、考えられるとしたら空冷ファンかラジエーターファンという事になるが、案外簡易水冷のポンプの音という可能性もある。
具体的な原因はまだ未確認だが、実の所、簡易水冷がそろそろ問題が発生しても不思議ではない時期にきているだけに、異音の正体は簡易水冷ではないかと予想している。
簡易水冷は、基本的にメンテナンスフリーであり、冷却水の追加はできないし、もし出来るとするならラジエーターの冷却ファンを交換する事くらいしかできない。
それでも冷却水は間違いなく量が少なくなるのは事実で、量が規定値を下回るようになると簡易水冷の寿命という事になる。
仮に簡易水冷が原因でなく、空冷ファンが原因だとするならば、ファンの軸の部分に問題がでるハズで、そうでなければ異音はまず出ない。そう考えれば、可能性は冷却水の減少によるものが異音の発生源ではないか? と考えられる。
保証年数は足りていたが…2017年12月に組み上げたものなので、保証期間が5年の製品であればまだ保証期間中ではあるのだが、AntecのMercury240は補修年数は何年だったか?
調べて見たら5年保証のようなので、ひょっとしたらまだ無問題で使えているのかも知れない。
では異音の原因は何だ?

直接聞くしかない

予測で「簡易水冷かもしれない」と思っているだけで、本当の原因の追及はまだ。
というわけで、原因を突き止めるのなら、直接聞くしかないわけだが、実は原因特定よりもやはりそろそろメインPCの入れ替え時期かな、という思いの方が強い。
時期的に見ても3年は経過していて、しかもそれらはかなり過酷な条件下で使われてきたPCである。夏場もフル稼働しているので、あらゆる部分で何かしらが劣化していても不思議ではないのは確かなのである。
なので、とりあえず時間の作れた時に一度ケースを開けて通電させてみて、異音の発生元を特定してみようと思っている。
それでもし簡易水冷が原因でなかったのなら、おそらくは空冷ファンに原因がある事になるので、対策を考える事にする。
もし、簡易水冷が原因であるなら…今すぐに次のメインPCへの入れ替えという話にはなれないので、一時的に空冷のCPUファンへの入れ替えを検討しようかと思っている。
ここ3年でわかった事は、簡易水冷の性能は空冷ファンより圧倒的という事はない、という事実である
空冷ファンでも十分冷やす事ができる事はわかっていて、後は騒音レベルをどこまで許容するか、という話である。 Continue reading…

簡易水冷を1年使ってみて

メインPCを組立てて早1年が経過。

使って初めてわかること

昨年、メインPCをリファインしてIntel Core i7-8700Kへと切り替え、ビデオカードもRadeon RX Vega64へと変更した私だが、その際、今まで使ってこなかった簡易水冷式のCPUクーラーを導入した。
正確に言えば、Ivy Bridge時代に一度だけ簡易水冷式クーラーに手を出したのだが、届いたモノが初期不良品で、結果簡易水冷はまだ時期尚早と判断して空冷式に戻した経緯がある。
なので、今回のメインPCのリファイン時にはぜひ簡易水冷式クーラーを使ってみようと考え、Antec製のMercury240というラジエーターサイズが240mmの簡易水冷式クーラーに手を出した。正常動作を急ぐ必要があるかもしれない簡易水冷式クーラーのイメージとしては、とにかく空冷式よりも冷える、音が静か、メンテナンスフリーであれば手軽、といったものだったが、実際使ってみるとそうしたイメージとは若干異なる事に気がつく。
1年使って真実を見た私からして、簡易水冷式クーラーは魅力的だったのか?
ちょっとそのアタリを再考してみたい。

冷えるという幻想

昨年組立てたとき、この冬が始まるという時期に組立てたものだから簡易水冷式クーラーの冷却性能をモニタリングすると、とてつもなくCPUが冷えるというイメージが最初にあった。
だが、考えて見れば当たり前の話で、周辺環境の温度が低い状況下での水冷なのだから、冷えるのは当たり前。そういう意味では空冷も同じで、周囲の空気温度が低ければ当然冷えるのである。
空冷式と水冷式の違いは、単純に言えば発生する熱の移動のさせ方、つまり放熱の手順が異なるだけの話である。
空冷式はCPUの熱をヒートパイプ等で放熱フィンに移動させ、フィンで冷やしたりそのフィンを冷やす為にファンの風を当てたりして空気に熱を逃がす。
水冷式はCPUからの熱を水を使ってラジエーターまで移動させ、ラジエーターで放熱フィンにて空気に熱を逃がしたり、ファンの風を使って熱を逃がす仕組みを採る。
だから空冷式も水冷式も、熱の移動にこそ違いはあれど、やっている事そのものにはあまり違いがないのである。
ただ水冷式の場合、ラジエーターをCPUから離れた場所に設置できるというメリットが生まれる為、ラジエーターサイズを大きくする事が可能になる。ラジエーターサイズが大きくなれば当然冷却能力が上がるため、その分性能が上に感じるのも致し方ない話である。

Continue reading…

Desktop Version | Switch To Mobile Version