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Tagged: Keyboard

FILCOのMINILA

キーボードメーカーのダイヤテックから、FILCOブランドの新キーボードが登場する。

コンパクトな無線キーボード

FILCOといえば、メカニカルキーを搭載したキーボードブランドとして、私も過去には使用していたキーボードである。
私が使用していたのは、Cherry MXのメカニカルキーを使用したMajestouchという製品だったが、FILCOは他にもいろんなキーボードを展開していた。
今回発売するのは、非常にコンパクトで、Bluetoothで複数ペアリングが可能なメカニカルキーボードで、一応ブランドとしてはMajestouchの仲間になる。
新しいMajestouch製品名は「Majestouch-MINILA-R-Convertible」で、ダイヤテックオンラインショップで予約を受け付けている。

ダイヤテックオンラインショップ
https://www.diatec.co.jp/shop/MINILA-R/

製品としては、日本語配列と英語配列の2種類が用意され、それに組み合わせるキースイッチとしてCherry MXの「茶軸」「青軸」「赤軸」「SILENT赤軸」を選ぶ事ができる。
おそらく一般の店頭販売も行われると思われるが、このダイヤテックオンラインのWeb限定として、英語配列の「黒軸」も存在するという。
軸の色によって、その特性が変わるというのは、Cherry MXというキーの特徴で、青軸はクリック感が強く音も派手に鳴り、赤軸はクリック感がなく徐々にスイッチが重くなるリニアストロークの静音キー、SILENT赤軸は通常の赤軸と特性は同じだがより静音化しており、茶軸はほどほどのクリック感とリニア感を持つキーになる。
このキーの色の特性は従来のものと同じなので、従来のCherry MX軸を知っている人であれば、色だけで特性はわかるだろう。
「Majestouch-MINILA-R-Convertible」の打鍵感は、従来製品とほぼ同等だが、特徴はその大きさと親指Fnキーにある。

小型だからこその使用感

「Majestouch-MINILA-R-Convertible」の本体サイズは、297×124×40mmになる。重量は680gで、思ったより軽い。Bluetooth5.1に対応しており、低消費電力で動作できるのも特徴となっている。

Bluetoothなので、当然電力が必要なわけだが、供給は単三形乾電池2本で動作する。USB接続も可能で、USBで接続した時はバスパワー駆動する。
キー配列はちょっと特殊で、キーが少ないポイントをFnキーを使用する事でカバーしている。
そのFnキーがスペースキーの両隣にあり、他社キーボードと操作感に大きな違いがある部分になる。但し、私はこの親指Fnキーは結構合理的だと思っている。
これらキーの使い勝手等は、以下のサイトを参考にすると良いだろう。

impress PC Watch HotHot REVIEW!
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/hothot/1269405.html

小型筐体だからこその変則的な使い方もあるが、その小ささは扱いやすさとは別次元の便利さがある。
「Majestouch-MINILA-R-Convertible」は、そうした別次元の便利さを追求した一つの形ではないかと思う。

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40年の歴史に幕

親指シフトが消える意味。

2021年中に終了

富士通が、親指シフトキーボード3製品、及び日本語ワープロソフト「OASYS V10.0」、日本語入力ソフト「Japanist 10」の販売を2021年中に終了し、2024年または2026年にサポートを終了すると発表した。
「親指シフト」と聞いて、すぐにピンと来た人は、古くからコンピュータやワープロに馴染みのある人ではないかと思うし、「OASYS」と聞いて懐かしいワープロシステムだと思った人は、多分まだPCというものが今のような全世界共通になる前からパソコンなどに馴染んできた方ではないかと思う。
PCが今のようなWindowsというOSを基準にしたものになる前、それこそ今では“レトロPC”と呼ばれるようなPC-9801やPC-8801、いや、もっと古くからあるパソコンは、各社独自のシステムで動作しており、互換性が問われ出したのはWindowsという統合環境が登場してからの話である。
富士通の「OASYS」は、そもそも日本語ワードプロセッサと呼ばれる、文章をタイプライターのようにコンピュータ上に打ち込み、それを内蔵プリンタで出力するような機械から始まった(この説明も随分と誤解がある説明だが)。
当時は、NECが「文豪」という名のワードプロセッサを発売していたし、シャープが「書院」という名のワードプロセッサを発売していたが、それこそ文字を打って紙に出力するというほぼ単機能の機械だった。
そのワープロの勃興から各社はもう少し汎用性の高いパソコンへと進化していき、併行するようにワープロも発売していたのだが、主流がパソコンになった頃、ほとんど機械としてのワープロは姿を消し、ソフトウェアという形で各社のパソコンソフトに姿を変えた。
その中でも特別異彩を放っていたのが、富士通の「OASYS」で、独自の親指シフトというキーボードで他社よりも早く日本語を打つ事ができる事を売りにしていた。
今でこそ、ほとんどの人がキーボードを打つ時は26文字の場所を覚えるだけでよいローマ字打ちを主流にしていると思うが、ワープロ全盛期の頃は、あえて50文字の場所を覚えてカナ打ちをしている人も多かった。だが、それよりも早く入力する為に、特殊キーを搭載してさらに早く日本語を打てるようにしたのが親指シフトキーボードで、富士通の「OASYS」がその親指シフトキーボードに対応していた。
詳細はWikipediaに譲るが、ワープロ検定の有段者の中でも選りすぐりの人達は、ほとんどが親指シフトキーボードだった。
つまり、親指シフトキーボードを使う人は、昔はそれなりの人数はいた、という事だが、徐々に廃れていったのは間違いない。
対応キーボードも細々と作られていたが、遂に終了宣言が下された、という事である。

富士通もかなりがんばった

元々、この親指シフトは、富士通が考案したキー配列なので、富士通は親指シフトが途絶えることなく、ずっと対応デバイスや環境を支え続けていた。
親指シフト元々は、独立した「シフト(左)/濁音」「シフト(右)/濁音」というキーが用意されていて、それに「無変換」と「変換」のキーが組み合わさって、濁音の入る言葉などをほぼ1入力(同時押しではあるが)で実現していた。
しかし、この独立キーがある事でノートPCなどではパーツ数が増えるなどいろいろな弊害があった事もあり、そのご、NICOLA規格と呼ばれる配列に進化し、「親指左/無変換」「親指右/変換」のキーにまとまり、キーの数の上ではノートPCでも配列できるものに変わった。
そうした変化を受入れつつ、独自規格による高騰化を何とか対策し、事業継続してきたのだが、タブレットやスマホの登場により、キー入力そのものが減り、ペン入力やフリック入力のデバイスが増えた反動もあって、ついに事業継続を断念せざるを得ない状況になったものと思われる。
親指シフトを使っている人に昔聞いた事があるのだが、親指シフトでタッチタイプができるようになると、頭で浮かんだ文字をそのまま何も考えずにタイプできるそうである。何しろ、濁音のある言葉であれ何であれ、1入力で1文字を確実に入力できるので、普通に会話している語音と同じ数だけタイプするだけなのである。
私もカナ打ちだが、タッチタイプできる事で頭で浮かんだ文字を特に考えずに入力できるが、それでも濁音が入ったりすれば、入力がワンテンポ遅れる事はある。
だが、親指シフトにはそれがほぼないのである。確かに滑らかな入力になるのは当たり前で、ある種、職人芸と言おうか、芸術的と言おうか、そんな感じである。

親指シフトがあと数年で消えるという事を考えると、何だかとても寂しい感じがする。
日本語入力の一つの雄が消えるというのは、グローバル化する今の世の中では起こり得る変化なのかもしれないが、残念な話ではある。

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