Vista SP1のイベントが秋葉原で行われたようだ。
旧来のVistaと比較して、ファイルコピーはほぼ2倍の速度になったらしいが、それは元々のVistaの欠陥であり、それが改善されたというだけの事。
ファイル圧縮も25%ほど高速になったそうだが、Vista SP1がXPからVistaへの乗り換えを決定的にする要因という事にはなりそうにない…というのが私の見解である。
そもそもOSとは何だろう?と考えたとき、私はふとある事に気がついた。
OSをOSと意識している段階では、本当の意味で便利になっていないんだろうな…と。
つまり、何か使い方で困ったりとか不具合を感じたとき「これはOSが対応してないんだろうな」と考える時点で、そのOSはユーザーの要求に応えられていないと思うわけである。
OSは、人がコンピュータを使う上でコンピュータと人との間に立ち、人の要求をコンピュータに伝える役目を負っている。
つまり、XPである程度満足している場合、Vistaはその満足の上を行く機能と優しさを持っていないといけない。
周辺のソフトがVistaにしか対応しなくなれば、人はイヤでもVistaに乗り換えていかなければならないが…そもそもそんな状況にはなりにくい。
今回のSP1は確実にVistaの欠点をつぶしてきている。
だが、問題はXPで出来ていた事を100%移行できる環境がVistaにあるかという事と、それがより容易になっているか?だと思う。
そういう意味で、私はまだ話にも出てきていないSP2に期待したい。
周辺の状況がVistaに追い風を与えるのが早いか?
それともSP2まで待つ状況が続いていくのか?
ホントは…この2択よりも、64ビットOSへの移行を早く促進して欲しいと願ってやまない。
2008/03/16 • no comments