ちょっと翳ってきたかな…

 Vista SP1のイベントが秋葉原で行われたようだ。
 旧来のVistaと比較して、ファイルコピーはほぼ2倍の速度になったらしいが、それは元々のVistaの欠陥であり、それが改善されたというだけの事。
 ファイル圧縮も25%ほど高速になったそうだが、Vista SP1がXPからVistaへの乗り換えを決定的にする要因という事にはなりそうにない…というのが私の見解である。
 そもそもOSとは何だろう?と考えたとき、私はふとある事に気がついた。
 OSをOSと意識している段階では、本当の意味で便利になっていないんだろうな…と。
 つまり、何か使い方で困ったりとか不具合を感じたとき「これはOSが対応してないんだろうな」と考える時点で、そのOSはユーザーの要求に応えられていないと思うわけである。
 OSは、人がコンピュータを使う上でコンピュータと人との間に立ち、人の要求をコンピュータに伝える役目を負っている。
 つまり、XPである程度満足している場合、Vistaはその満足の上を行く機能と優しさを持っていないといけない。
 周辺のソフトがVistaにしか対応しなくなれば、人はイヤでもVistaに乗り換えていかなければならないが…そもそもそんな状況にはなりにくい。
 今回のSP1は確実にVistaの欠点をつぶしてきている。
 だが、問題はXPで出来ていた事を100%移行できる環境がVistaにあるかという事と、それがより容易になっているか?だと思う。
 そういう意味で、私はまだ話にも出てきていないSP2に期待したい。
 周辺の状況がVistaに追い風を与えるのが早いか?
 それともSP2まで待つ状況が続いていくのか?
 ホントは…この2択よりも、64ビットOSへの移行を早く促進して欲しいと願ってやまない。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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