Security Toolって何だ?

昨日の話である。
ウチの会社のお偉方の一人が“コンピュータウィルス”らしくモノに感染した。
どうも、どこかの企業サイトを見ていた時に、不用意に何かのリンクを踏んだようで、そのリンクを踏んだ途端に“Security Tool”なるものがインストールされたらしいとの事であった。
その後、CPU使用率が100%のまま動作が重くなるという症状になり、再起動してもその“Security Tool”が真っ先に立ち上がり、他のソフトが起動しないという状態に。
私が呼ばれた時にはすでにこの状態が繰り返すまでになっていたため、どうすることもできなかった。
ただ、一つわかった事は、この時点ではインストールされていたわけではなく、インストール前の段階でしつこくインストールしろと言ってきている状態。普通ならココにキャンセルできる項目があるのだが…見当たらないというのが、胡散臭さを醸し出している。

名前がSecurity Toolだったため、私はウィルスソフトではないだろうと思っていたのだが、その挙動がどう見てもウィルスっぽい。
ネットで調べてもウィルスらしき感じではなかったのだが、入っていたノートンアンチウィルスがいくつかの異常プログラムを検出したため、そのプログラム名をネットで調べた所、同じ症状が出ていた人たちがいる事を知った。
ウィルスだと言っている人もいれば、マルウェアだと言っている人もいる。
だが、いつまでたってもインストールしろと言い続けてきていて、キャンセルできない状態が続くばかりか、CPU使用率が100%になっているため、他の事ができない。
この挙動はどう見てもウィルスである。

ウチのお偉方の事、当然PCに詳しいわけもなく、結局私がなんとかするハメに。
まぁ、調べてみたい事でもあったため、いざ挑戦してみた。
Security Toolを駆除する方法は幾つかあるようだが、残念なことにそのすべての方法が「やればかならず効果がある」というわけではないようで、英語サイトではあるものの、アンインスートルガイドなるページも存在する。
しかし日本語ではないため、今回私はそれを使用しなかった。
何のキーワードで検索したか忘れたが、レジストリキーを準備して結合し、プロセス割り込みソフトを立ち上げて、そこに駆除ソフトを割り込ませ、アンインストールするという方法である。
OK Waveだかどこかのサイトで論じられていた方法である。
で、結論だが…実はまだ解決していない。
とにかくCPU使用率が100%であるため、駆除ソフトが起動できたとしてもそのスキャン速度が遅い事この上なし。結局今晩一晩走らせ、ウィルスの挙動を示したファイルを削除するという方法をとった。
だが、あとから知った事だが、セーフモードで行えばもっと簡単に駆除できるようである。
上記リンクの2番目の解答がまさにそれ。
明日、途中でスキャンが止まっていたら、試してみようと思う。
実際に感染するとどんな動きになるのか、気になる人もいるだろう。
キーワードはPDF、Flash、Java、Quick Timeである。もしヤバイと思ったら先に対策しておくといいだろう。
これらの元となるアプリケーションをまず最新版にした方がいい。
その上でWindows Updateを行うようにしておけば、感染する事はないだろう。
しかし…このSecurity Tool、本当にウィルスではないのだろうか?
スパイウェアとかマルウェアなんて可愛らしいものには到底思えないのだが…。
何はともあれ、明日の状況が気になるところである。
解決できなかったら…また悩むか orz

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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1 Response

  1. 武上 より:

    自己レス。
    結局駆除できず。
    何故か消したハズのプログラムが修復・復活し、インストール終了という状態に。
    修復・復活するプログラムという時点で私の中ではウィルス認定だが、手段がないため、OS再インストール確定。
    … orz

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