大手ゼネコンの大林組が2050年に宇宙エレベーターを実現する、と20日に発表した。
鋼鉄の20倍以上の強度を持つと言われる炭素繊維“カーボンナノチューブ”のケーブルを伝い、30人乗りの箱カゴが、高度36,000kmのターミナルステーションまで1週間かけて移動するという計画のようだ。
この宇宙エレベーターを実現する為に使われる炭素繊維“カーボンナノチューブ”は、シリコンに変わる半導体素材にも期待されているもので、銅の1,000倍以上の高電流密度耐性、銅の10倍の高熱伝導特性、高機械強度などの特徴を持っている。
また導電性の高さと表面積の大きさから燃料電池としての応用も期待されていたりと、カーボンナノチューブそのものの素性の良さは、いろいろな分野で期待されている。
その素性の良さの中でも、繊維方向の引張強度はダイヤモンド以上、それでいてしなやかな弾性力を持つという特性が、宇宙エレベーターのロープ材に使う事ができる…と期待されているワケである。
今回発表された宇宙エレベーターのケーブルの全長は、月までの距離の約1/4にあたる96,000kmにも及ぶ。根元を地上の発着場に固定、地球の自転の遠心力で外側に飛び出さないよう頂点を“おもり”で押さえる、という方式を採用している。一方、ターミナルステーションには実験施設や居住スペースなどを整備し、箱カゴは200km/hで移動、片道7.5日を費やして地上とターミナルステーションを往復する。ターミナルステーション周辺では太陽光発電を行って地上に送電するという計画もある。
こうしてみると、似たような軌道エレベーターなるものが某ガンダム作品にも登場するが、それが現実のものとなるような計画という事になる。それは目的として太陽光発電が主となったものだったが、もともと地上に太陽光発電施設を置くよりも宇宙空間に置いた方が発電効率も良いわけで、あとは地上への送電において如何に効率を上げていくか? という所が課題となるのではないだろうか。
前田建設ファンタジー営業部も実に夢のある話を展開しているが、大林組は実際に現実のものとする話を発表してきた所が大きく異なる。
できるかどうかはわからない。この点においてはどちらも同じで、停滞している世の中に希望をもたらす事に違いはない。
何とも夢のある話である。
問題は…いくらかかるのよ?w


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